内容説明
【挿絵あり】謎の修道院“ベルゼブブの頭蓋”を辛くも脱出し、豪華列車オールド・マスカレード号に乗り込んだヴィクトリカと一弥。そこで二人は〈孤児〉〈公妃〉〈木こり〉〈死者〉と己の身分を偽る奇怪な乗客達に出会う。そして、やっと手にした安息も束の間ブレーキ弁を壊された列車は暴走を始め、車中では毒殺事件が起き…!? 誰もが疑惑の証言を呈する中、二人は真実を見抜き、無事に学園に帰ることが出来るのか!? 極上ミステリー第6巻!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
19
ここまで来て、この世界を描写している文章にうっとりしました。(今頃!)今回は、ヴィクトリカがギデオンに一弥のことを語るシーンが好き。2011/11/28
miroku
15
ミステリーとしてはどうなのか…という問題はさておき、キャラクター小説としては面白くなってきた。2011/12/19
まりもん
10
修道院から学園に帰る為に乗った列車内での事件だったけど、謎解きよりもヴィクトリカと九城の会話がとっても楽しめた。 またグレヴィールのあの髪型に吸い込まれる九城を見て見飽きたからドリルは1つに戻して良いというヴィクトリカが微笑ましかった。2011/10/31
まろりん
9
とうとう武田日向先生のイラストはこの巻で終わりなのか…とても寂しい。ヴィクトリカにとっては過去が母親で未来が久城なんですね。やはり予言を気にしているようだけど、どうなるのだろうか。黒幕もあの人だっていうのは完全に確定なのですが、ここまでする動機ってこの先説明されるのだろうか。古き力ひいきなとこまではわかるんだけど。2014/08/23
有子
9
それだヴィクトリカ!私が言いたかったのは、つまりそういうこと。高潔な弱い正しさもあるんだよ。久城くん、そのまま変わらずにいて。ヴィクトリカはお母さんとお兄さんの言葉が引っかかってたのね。でもそろそろ、怪物から愛を知る人間になれる頃じゃないかな。久城くんのおかげでね。そして今回の真相、ほとんど新聞に載ってましたねww古き力と新しき力の共存を願って。2013/12/17