僕は日本でたったひとりのチベット医になった - ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと

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僕は日本でたったひとりのチベット医になった - ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと

  • 著者名:小川康
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 径書房(2011/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784770502100
  • NDC分類:490.222

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内容説明

奇跡の脈診、月の光をとりこんだ薬・月晶丸、全チベット人の祈りがこめられた高貴薬。神秘の伝統医学を学びにいった著者が出会ったものは…。泣ける、笑える、チベット医学奮闘記。

目次

第1章 夜明け前
第2章 試験バンザイ!
第3章 後輩との確執と休学
第4章 充実の薬草実習
第5章 元同期生の卒業
第6章 ギュースムへの挑戦
第7章 アムチになるとは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

慈雨

25
アムチ(チベット医)の小川さんにはとある旅行会社のイベントで、数年前にお会いした。もちろんチベット関連のイベントですが。その時にちらっと伺ったメンツィカン(アムチになるための学校・外国人としては小川さんがはじめて)でのお話がおもしろくて。。。それからその旅行社のサイトで、不定期連載されていた彼の物語を読んでいたの。そのエッセーがまとめられたものがこの本。うん、異文化の中での生活、ましてや、チベット医学を学ぶというとてつもない挑戦。すごかったです。また、お会いしたい。2015/08/13

Hisatomi Maria Gratia Yuki

4
日本での薬剤師という安定して見える生活への道を投げ打って、紹介状もなくインドはダラムサラのチベット人街に飛び込んだ著者の、負けず嫌いで、でも繊細な夏目漱石の『坊っちゃん』めいたチベット医学生生活の記録。チベット人学友との厚い友情や、逆に日本的な先輩後輩感にとらわれた著者と現地学友との軋轢にドキドキハラハラさせられる。また、著者がこれまでの人生のあちこちで、チベット医への道に繋がる小さな目印を見出していくところも心温まる。2016/06/29

chi0926

3
海外留学の醍醐味を全身全霊で体験してきた、豪快で繊細な体験記。文面は軽妙で楽しいが、内容はチベット医学や文化、社会について丁寧に観察してある。とにかく、こんな世界があったのか!と感動させてくれるとともに、よくぞ、こんな世界に巡り合い、飛び込んだなぁと感心させてくれる1冊。2012/02/02

秤谷隼世

2
まるで、フィクションドラマでも見ているかのような本。小川さんのこの本はずっと読みたかった本の一つ。本人の体験が別世界すぎるけど、こういう場所も未だにあるんだよな。にしても、編集者が優れていると思う。いい感じにストーリー化されてて、面白く読めたし、チベット医学についてもなんとなく知れたし。あと、しれっと自分に突っ込む作者のノリはクスッとわらける。2018/02/28

raichi

2
ゴールは実はどこまでも遠いんだなあと思った。目標を達成すればまた新たな目標が生まれ…。それを、苦しく大変な状況環境にあってもやり遂げていく著者の底力に感嘆し、とても励まされた。今までチベットという国や人々、そこに根ざす仏教や医学について殆ど何もしらなかった。けれどもこの体験記を読み、自分も実際にチベットやインドのダラムサラに足を踏み入れているかのような感覚で、その文化に一寸だけ触れることができた気がする。2013/03/21

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