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内容説明
「まじめの罠」とは?それは、何かに対してまじめに努力した結果、自分や社会を悪い方向に導いてしまうリスクを指す。いま、日本社会全体がこの罠にハマっていると考えると、いろいろな謎を解くことができる。あなたは、この罠にハマってはいないだろうか?「究極の優等生」として悩みながら働いてきた著者が綴る、「脱・まじめ」の上手な方法と、そのご利益。【光文社新書】
目次
第1章 「まじめの罠」とは何か、そして、なぜ「まじめの罠」はあなたにとって危険なのか(「まじめの罠」とは何か 「まじめに生きる人生」は「幸せな人生」か?)<br/>第2章 あなたが「まじめの罠」にハマってしまうメカニズムを理解しよう(「まじめの罠」を生む外部要因―日本社会式エコシステムの存在 「まじめの罠」を生む内部要因―「まじめ」に特化したことによる大局観不足)<br/>第3章 「まじめの罠」の害毒(「まじめの罠」が当事者に与える害毒 「まじめの罠」が社会に与える害毒)<br/>第4章 「まじめの罠」に対する処方箋(失敗を恐れるな 問題設定そのものを疑え ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
49
まじめながら仕事が遅く成果の出ない人、自分の周りに何人か思いあたるのではないでしょうか?自分自身もまじめの罠に陥らないように客観視するのに良い本。名文を抜書きすると、P 142 自分のパフォーマンスを最大化しようと思ったら、本来、私たちはまじめではいられません。まじめというのは、世の中で決められたコンセンサスのある枠組みの中でしか考えられないということですから、まじめには限界があるのです。P 161 まじめな人というのは、相手の言うことを鵜呑みにすることで、相手にすべての責任をなすりつけようとします。2021/10/23
香菜子(かなこ・Kanako)
32
まじめの罠。勝間和代先生の著書。日本はまじめにコツコツと努力することが美徳とされ、評価される国。でもまじめに努力しても悪循環になって最悪の結果になることだってある。ふと立ち止まって、改めて考えてみることも大切。2018/09/28
薦渕雅春
28
再読。内容はほとんど覚えてなかったが 読み始めると、ああこんな感じだった、と。まずは最初に「すべてを疑ってみる」とあり、まず必要なのは「すべての前提を疑ってみる」「すべての前提を鵜呑みにしない」という考え方だと。終盤には「まじめの罠」から流れ出せたときに得られるご利益として、①労働時間が短くなる ②お金が儲かるようになる ③人を非難しなくなる ④人生に満足できるようになる、などを挙げていて、これが本当なら素晴らしいと思わずにはいられない。共感できる内容も多く、実践しながら また1年後くらいに読んでみたい。2017/11/25
タツヤ
27
真面目に頑張ることはいいと思うが、「頑張る」にも方向性があるという話。結果が出るように効率的に頑張るほうがいい。 まじめの罠に陥っていないか日々チェックすることは大切。2022/11/23
Q
19
リミテッド ●仕事も家庭も120%まじめで取り組むと破綻 ●まじめの罠を加速させるのはテレビ ●真似できない仕事をする人ほどどこまでが真似が可能でどこかが真似できないかをわかっている ●まじめな人ほど何かに追い立てられ他人の評価や顔色を気にする ●ふまじめは推奨するが人に迷惑をかけることはイコールではない ▷少し古い本だが今も社会情勢的にはあまり変わってないと思える。概ね納得の内容。まじめな人には言ってもなかなか変わってくれない。それはまじめだからなのだろうか2021/07/07