内容説明
25歳の派遣社員鮎太は、毎日が不運続きでもオネエ言葉の同僚大道寺たちと能天気にたくましく生きている。ある日、警備会社の正社員になったはいいが、賊に頭を撃たれて意識不明の重態に! 最低の不運を最高のチャンスに変えて、一流の男になるべく大道寺と旅に出る。誰もが必ず元気になれる人生応援小説。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいすけ
11
確かに元気をもらえる小説。読んでいて楽しかった。こういう読書は久しぶり。2016/11/06
山猫
10
刊行からかれこれ10年、なんでこんなに長く放置してあったのかナゾ。今35歳くらいの面々というと団塊ジュニア? 彼は本当にいい奴だけど、箸にも棒にもかからない奴も多いってこと、親である団塊世代の清水さんには忘れないでほしい。2018/04/10
ナラサン
7
いい話じゃん2013/02/08
ねばーらんど
6
うーん、何かどこかにユーモアが隠されているのだろうか??と、不思議なくらい特に感想がないですσ(^_^;)でも、清水さんのユーモアセンスは底知れぬと思ってるので、もしかしたらどこかに…?とは思いつつわからないので、そのまま読み終えてしまいました。これだけの作品なのかなぁー、うーん。2012/09/08
Our Homeisland
6
この著者のものも、いろいろな種類(初期のジュブナイルSFも)をかなり読んできました。これも、良かったです。著者の狙いどおりの読まされ方をしたという感じです。ちょうど良い自然なひきつけられ方で、読み進める抵抗が非常に低く読める本で、読者に対しては、「ほどよく自然に入らせるようにする」ために、非常に巧妙に著者が仕組んでいると思いました。この時期に出すことと、昨年の震災後のこの時期に読んだことに意味があったと感じます。2012/01/13