内容説明
森羅万象、世の中はおもしろいことだらけ。なにかを知って、ああ、おもしろいねえ。きょうも物知りになった、と夜、寝る前に満足感にひたりながらニヤニヤできれば、それでいいのだ。現役をはなれて自由になった隠居には目的なんかなくてよろしいのである――人生を味わいつくした碩学(せきがく)による極上随筆集。(講談社文庫)
目次
つぎはぎの世界
マンネリズムのすすめ
ブランコの話
「可欠」のひと
忘れる自由
ヒトとサルのあいだ
人なき里のロボット
イワシの頭も…
ケガレの構造
百病息災
ヒマもなかなか忙しい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
31
暇な時間がないと人生の最もすばらしいものと縁がなくなることが多いという独特の人生観には共感できるものがある。2017/07/11
Susumu Kobayashi
1
題名からは、上手に隠居する方法を教える本、という印象を受けるが、内実は違う。第一線を退いて、いわば隠居中の博学多識の著者によるエッセイ集であるが、書かれている内容は時に深いこともあり、思わず膝を打つようなこともある。デカルトがフランシーヌという人形を常に連れていたという話は初めて知った。日本(いや東アジア)は宗教ではなくて、信心の国なのだという。西行法師が詠んだという「なにごとのおわしますかはしらねども、かたじけなさに涙こぼるる」、そういう気分になるときがあるよなあ。2016/11/01
hechima1106
0
NC2015/07/29
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