講談社文庫<br> 書物迷宮

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講談社文庫
書物迷宮

  • 著者名:赤城毅【著】
  • 価格 ¥743(本体¥676)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062770514

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内容説明

世に出れば歴史の真相を覆しかねない本を、合法非合法を問わずあらゆる手段で入手するプロフェッショナル、“書物狩人(ル・シャスール)”。スペイン内戦末期に出版された、ロルカの幻の詩集獲得のためグラナダ地方を訪れたル・シャスールは、依頼人である老婦人を前に、この本に隠された驚くべき秘密を語り出す。シリーズ第二弾! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

75
2011/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2015/12/2〜12/7 書物探偵シリーズ第2弾。いやいや、本当に好きな世界。今気づいたが、硬派版ビブリア古書堂か。第3弾がますます楽しみに。2015/12/07

アイゼナハ@灯れ松明の火

36
知られざる歴史の裏側を照らす書物の取引専門家、書物狩人(ル・シャスール)の活躍を綴った短編集第2弾。スペイン内戦の時代を生きた詩人ロルカの幻の詩集。第二次大戦も末期の満州鉄道臨時特別時刻表。スラヴ系の滅び去った文字、グラゴールを用いた古文書。ポーランド情報局がポズナンで発見した機密書類…果たして、これらの書物が語る歴史の裏の物語とは?? 前作よりも扱う事件の知名度は低いにも関わらず、格段に格調高く面白くなったような気がするのは私だけ?短編集ですが話の締め方がとても好みです。やるなぁ!!2011/12/10

ネムコ

30
今回は、スパイとの攻防あり、カリオストロの城みたいに狙われた少女を助けるお話あり、戦争の裏側の謎に迫るお話ありとバラエティに富んでいた。「私、失敗しませんから」とは言わないけれど、ル・シャスールはとにかくミスを犯さないので、読んでいる方はどんなピンチでも落ち着いて見ていられる。ただ、知らないことばかりだったので、謎に対する食付きはイマイチだった。知れば知るほど、迷宮は広がってゆくのでしょうね。2015/02/04

ダージリン

22
赤城毅さんって、学者さん(ドイツ現代史研究者)だったんですね~。「つよポン」のイメージが強くって(笑)。この博識ぶりと、外国の描写の妙なリアルさといい・・・それを差し引いて?も、ル・シャスールの格好良いことに変わりはありません!今回はル・シャスールの私生活が唯一のぞける(笑)「愛された娘」が特に好きです。2011/10/21

えと

16
書物狩人ル・シャスールのシリーズ第2弾。政治経済世界を揺るがしかねない曰く付きの書物を、合法非合法の手段を問わずに手に入れる書物狩人。何が面白いって、史実9割虚像1割のところ。著者自身がドイツ現代史の学者。現代史の隙間を突いた、痒いところを題材にされる。これまた、ちょっとポーランドのイメージが変わりました。2019/03/14

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