内容説明
30歳を過ぎた元モデルの麻穂。モデルから小説家へと転身しデビュー作はベストセラーになったが、今ではすっかり原稿の依頼もなくなり家賃を2ヶ月分滞納している。そんな麻穂のもとに、突然見知らぬアドレスからメールが届く。
「官能小説を書いて欲しい。他の誰にも読ませてはならない。報酬は、短編一本、100万円」
官能小説など書いたこともない麻穂は依頼の異様さを訝しむが、破格の原稿料を求め謎の依頼主の秘書を名乗る男とともに“取材”へと踏み出す――。
依頼主の正体と目的とは?
未知の世界を経験した麻穂が知る、彼女の“本当の望み”とは?
したたかに、しなやかに生きる女性を描き、連載時から女の共感と男の衝撃を呼んだ傑作長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷっくん
46
図書館本、設定が面白そうだと直感で借りました。が…。イマイチだったような…。( ; ; )甘糟さんは初読みなのですが、これに懲りずにまだ読みたいなぁと思います!!!2017/06/05
Ikutan
38
モデルから作家になった主人公。本が売れたのは初めだけ。お金に困った彼女のもとに破格の報酬で、官能小説を書いて欲しいという依頼がくる。条件は依頼者だけに向けたオーダーメイドの小説ということ。作家としての心情の吐露?濃厚な性描写も多く、今一つ何が言いたかったのか、よく分かりませんでした。2015/07/17
こちゃら。
27
この作品はイマイチでした。設定もラストもまったくわからないし。主人公の気持ちが入って来ない。そもそもこんな設定に無理があるんじゃないのかなぁ・・・残念。2016/08/21
ブルームーン
25
モデル出身の作家・麻穂。最初の作品がたまたまヒットし、一時期はマスコミ等にもてはやされるが次第に仕事が減り、家賃の支払いにも困る生活。そんな麻穂に破格の報酬で自分専用の官能小説を書いてほしいという謎の依頼人が現れる・・・。やたらと出てくる濃厚な性描写に辟易。最後まで読んでも結局何が言いたかったのかよく分からず、もやっとする。2014/09/22
シャボン玉
19
ただ岸部が不思議だった(ToT)/~~~ こういう世界をなりわいにしてる方々もいるわけで…知らずに読みました 2017/06/18