一年だけの結婚本編

著者名：宗真仁子

SBCr（2012/11発売）

• ISBN：9784596953629

内容説明

信じられない！　教会でキャサリンは言葉を失った。結婚式当日に花婿の浮気を目撃したのだ。キャサリンの心は傷つき、結婚はその場で取りやめられた。すると、騒然とする式場から彼女を助け出してくれたのは、デリクのいとこのスティーブンだった。彼は私をかばってくれたんだわ…。――後日、デリクの策略でスティーブンが窮地に陥ったのを知ったキャサリンは、彼を救うために協力を申し出た。解決策は、明日までにスティーブンと結婚すること。ただし、一年だけの約束で。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[でんか]

結婚式当日に、結婚相手の浮気が発覚し、破談になるところからのスタート。ヒーローが策士なのですが、イヤな感じに策士なのでどうにも好きになれんかった。ヒーローが、人を陥れたことを正々堂々と肯定するんだけど、なんでそんなにいばるんだねってかんじ。かと思うと、勝手に思い込んでヒロインを傷つけるしね。ヒロインはちゃんと対話もできるしよいお嬢さんなんだが、いかんせん、ヒーローのアカンっぷりに目が行ってこりゃーダメだと思った。この方の絵は好きなんですよ。男がアカンかった。

2018/05/25

[dak☆ki]

主人公の元婚約者のセコさが印象的。見かけの華やかさを利用した嘘とごまかしによる人間関係操作だけで、人を陥れながらラクな生活を維持しようとするだけの人。周囲に、ころっとだまされる「いいひと」ばっかりだったせいで、どこまでも調子に乗ってしまった模様。主人公と彼女の夫になった彼氏の二人とも、よくわかっているはずなのに、しっかり何度も騙されている。だめじゃん。

2014/04/01

[やまだ]

結婚式の当日に浮気され花婿を振って、その時に慰めてくれたヒーロー(花婿のイトコ)が遺産相続するために一年間の約束で契約結婚するお話。しっかしまぁヒーローいい人のようでいて意外と独善的というか、ヒーロー叔母の件は知らないし紹介されてもないんだから勘違いしても仕方なく、ヒロインもツッコンでますが「イトコに騙されないように」と言っておきながら自分は騙されて疑心暗鬼に成りまくってるのが…信じろ！と。そして、デパートの経営はどうなった(不明すぎる…)それにしてもあとがきでイトコのアホの子っぷりに笑ったw

2011/11/19

[まるー１]

信じてやれよ彼女をと思ってしまった。あとがきの「今夜一晩ハエになって」のくだりは爆笑した。

2011/10/07