角川文庫<br> 偽神譜 考古探偵一法師全の追跡

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角川文庫
偽神譜 考古探偵一法師全の追跡

  • 著者名:化野燐
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  • 特価 ¥341(本体¥310)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043944521

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内容説明

奇怪な人面をかたどった“邪視紋銅鐸”の鋳型が北九州で発見された。女子学生の依頼を受けて現地を訪れた一法師と荻原、佳織は、発掘現場にただよう不穏な空気を感じる。そこでは50年前の発掘調査の際に、関係者6人が殺される事件が起こっていた。依頼してきた女子学生の失踪、現場で相次ぐ死者。感染症の危険から隔離施設に閉じ込められた一法師たちは、見えない敵との戦いに挑む……。絶好調、考古探偵シリーズ第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

63
『葬神記』を少しコンパクトにして『鬼神曲』と『偽神譜』を行ったり来たりって感じで纏めて1冊にするか、タイトルを統一して上中下にした方が良かった気がします。 神社で見かける茅の輪くぐりや一時流行った都市伝説(噂?)が「蘇民将来」に関係してると初めて知りました。蘇民といえば、ポスターにクレームがついて話題になった蘇民祭しか知らなかったのでビックリです。 小分けにした1つのウイルスの量が注射器1本分で全てやと思って良いんですかね?もし、残ってたら危ないなぁ。2013/03/24

nins

35
シリーズ第3弾。ここにきてシリーズものだったと改めて実感。北九州で発見された「邪視紋銅鐸」。発掘現場からの依頼。鬼神曲で古屋くんが巻き込まれた事件と同時期に一法師達サイドが別の場所で起こっていた事件。呪いとか祟りとかパニックとかでなく今回は未知のウィルスの脅威が表に。殺人事件が余りにもオマケ扱いで。ウィルスの話はそのまま持ち越し。怪しいネットの動きが見え隠れした伏線。最後まで緊張感ある展開でもっていったのに、最後の最後で結末が中途半端になったのは残念。引っ張る展開もこれから。次は過去編来ますかね。2011/11/16

ひめありす@灯れ松明の火

33
おお、眼鏡女子の佳織さんが可愛い!赤眼鏡いいな~。序盤から延々と佳織さんが可愛く続いていくお話でした。一法師先生の謎にもちょいと迫る2巻の裏面+ちょっと先へ続く物語。古屋君とは今回別行動になりますが、ちょいちょい古屋君を気にしている一法師先生が何ともいえずに微笑ましい。さて、いよいよお話は確信になるのかしら。情報は何処から使われてどんなふうに変遷していくのか、どう伝わるのか。古代から続いているらしいウイルス、ネット上に蔓延する謎、そして殺人事件。面白くなってきただけに誤字脱字が多いのが少し残念かも。2012/03/18

藤月はな(灯れ松明の火)

23
「鬼神曲」と同時期に一法師たちがどうしてラストまで登場できなかったのかという話。ネットを媒介にした論理が破たんしたデマゴギーと不特定多数の同調者などによる自分の世界のみに依存しているからこその虚しさが悔しいです。そして終末を迎えることを待つことに疲れたからこそ、終末を作ろうとした訳の分からない理論を捏ね繰り回した人物には「・・・・そんなに絶望しているなら自分が死ね。できないくせに」と心底、底冷えするような憎悪しかありません。2012/06/29

13
独特の構成が気になるも、好きなシリーズ。今回は一法師サイドのお話なので前作前々作と比べ考古学的内容も少し濃くてより楽しい。構成は意図的なんだろうな。もっとすっきりできると思うのだけれど、それをしちゃうと文章のまずさが浮き彫りになってしまいそう。毒をもって毒を制す、これは一種の技術です(誉めている)。読みやすいから内容もすぐ忘れちゃうだろうから、早く次作(京都のあの方のお話?)を読みたいっ!!2011/10/03

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