内容説明
驚異的な成果をあげている老人介護施設があります。
「新報道2001」に2度も取り上げられ大反響を呼んだデイサービス「おとなの学校」です。
その代表を務める小山先生は、
それまで医者として取り組んできた介護医療ではこれからの介護問題は解決しないと一念発起し、
独自の老人介護施設を立ち上げました。
そして試行錯誤の末たどりついたのが「おとなの学校」だったのです。
その「授業」が認知症を劇的に改善させています。
そのエッセンスとノウハウを、親の介護をする家族向けにまとめたのが本書です。
キーワードは「意欲」。
何から何までお世話をしてあげることが素晴らしい介護なのではなく、いかに意欲をもって生活をしてもらうか。
そこに焦点を絞れば、介護される方はもちろん、介護する側も劇的にラクになれるのです。
これまでの介護の常識を、いっさい捨ててください――「意欲」をキーワードにした老人介護施設を展開し、
「介護とは、人生と向き合うこと」と説く新時代のリーダーによる、まったく新しい介護の方法。
*目次より
◎介護がつらいのは「過介護」のせい
◎高齢者ができることを奪ってはいけない
◎家族の本当の役割とは何か
◎介護生活は何年続くのか?
◎そこに「意欲」はあるか?
◎好きなものにはむせない?
◎「来し方」が「行く末(死に方)」を決める
◎最期にどこにいるかは問題ではない
◎日ごろの悩みをズバリ解決する“介護なんでもFAQ”
◎満足のいく人生のしめくくりをするために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山下哲実
16
読みやすかった。介護していると嫌になる事もあるけどそれを否定することなく受け止めることが大事なんだと感じた。「こうしなきゃいけない、これは駄目だ!」って考えすぎると介護者自身が追いつめられるだろうし。そして、介護がきついと思うのは介護しすぎるかららしい。やれることはやってもらうというのが良いのだそうだ。生きるという事はそれだけでリスクを伴うものだ。多少のリスクを伴ってこそ人生は楽しいと言えるのかもしれない。まっ、あせらず共に楽しくってことか!2015/06/20
Shimaneko
7
プロローグと第一部で何度か泣きそうになった。確かに親の介護って、これまで曖昧にしてきた家族関係の総決算を迫られるうえ、自分自身の人生観や価値観の見直しをも迫られるからキツイんだよね。まだまだ着地点が見えない今、いろいろ気づかされた1冊。認知症未満でも身近に高齢者の肉親を持つ人には、いろんな意味で参考になると思います。2014/04/20
かんな
2
天国に近い年齢になる程強くなりそう( ̄▽ ̄;)「生きる意欲」。だから子供の心配を他所に終活もしない。2017/06/22
シライ
0
基本的に否定するのではなく、受け入れていくことが大切なんだということを学んだ。2016/05/07
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