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内容説明
デザインがわかれば生活はもっと豊かになる。消費のためのデザインから生活のためのデザインへ。「デザインとは何か」という基本的な質問から、デザインを決める要素、現代デザインが求められている役割の変化まで、受け手・使い手の立場でデザインを知るための絶好の入門書。
目次
第1章 デザインって何?
第2章 二〇世紀はどのようなデザインを生んだか
第3章 心地良さについて
第4章 シリアスな生活環境のためのデザイン
第5章 デザインによる環境問題への処方
第6章 デザインを決める具体的な要素
第7章 趣味とデザイン
第8章 デザインの百科事典―デザイン・ミュージアムの展示
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takayuki Oohashi
13
図書館で見かけて、借りた本です。「教科書」とタイトルについているのでデザインの体系が分かるのかと思って期待していたのですが、作者の主観的なデザイン関連の知識の披露会みたいな本で、肩透かしを食らいました。もっとも僕はデザインの知識が皆無なので、専門の人が読んだら、基礎的なことを網羅していると感じるのかもしれませんが……。内容で覚えているのは、囚人がダンボールなどを利用して最低限の飾りをしているという件です。あと、近現代のデザインの話ばかりなので、もっと古代エジプトとか、その歴史について書いて欲しかったです。2016/07/24
kuma suke
10
デザインは、少しでも心地良く生活するための工夫。「心地良く」が大事。2014/06/19
クサバナリスト
8
NHKの番組で著者をみかけ関心をもって本著を手にした。流し読み。良く分からなかったが、どこにもデザインが存在し、それぞれの用途と背景があるのだな思った。2015/11/21
sputnik|jiu
7
いろいろ書いてあるが、個人的に大切だと思ったのは、デザインとは本義的に「シリアスな環境にコンフォートをもたらすもの」という考え方。デザインとは決して資本主義のおまけ的に、欲望のモチベイターとして発生したものではなく、「モノを生産する」という行為そのものに付随しているのだろう。「子どもならせめても落書きができるし、学校の教科書を汚すこともできる。そんないたずらをして罰せられたとしても、子どもは自分のためにある空間をつくり、そこに作者としての自分の書名をしるす」というセルトーの言葉が印象的。2012/02/06
TAKAMI
5
デザインとは、自分の人生をより良くする行為なんだよね。だから、デザインには世界の平和に貢献できるよね。あり合わせのもので少しでも環境を良くする行いを、人間はずっと行ってきた(動物も)。また、デザイン行為はカウンターカルチャーにも大きな影響を与えてる。デザイナーはとことんクールだな。デザインの勉強もっとしたいなと思った。2011/11/17