ロードムービー

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ロードムービー

  • 著者名:辻村深月【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2012/10発売)
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  • ISBN:9784062770637

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内容説明

運動神経抜群で学校の人気者のトシと気弱で友達の少ないワタル。小学五年生の彼らはある日、家出を決意する。きっかけは新学期。組替えで親しくなった二人がクラスから孤立し始めたことだった。「大丈夫、きっとうまくいく」(「ロードムービー」)。いつか見たあの校舎へ、懐かしさを刺激する表題作他、4編(「街灯」/「道の先」/「トーキョー語り」/「雪の降る道」 )収録。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

495
辻村ワールド炸裂!「冷たい校舎の時は止まる」を読んだ方は本書をより楽しめるはず(当社比)。表題作は少年二人の家出を描く。叙述トリック(ミスディレクション?)好きなら、おおっ!と唸るかも。「道の先」は塾の講師している大学生と中学生。「トーキョー語り」は転校生とクラス内カーストを描く。どこでどう繋がるか。「雪の降る道」も「冷たい」との関係が。巻頭の「街灯」も、分かる人には分かる。辻村の作品世界が好きなら400ページ超えでも読むのが苦にならないはず。私は再読だったのに十分楽しめた。これからも辻村作品を追いたい。2019/09/04

yoshida

448
「冷たい校舎の時は止まる」を読了後に読み始めました。「冷たい校舎」のスピンオフ的な作品。「冷たい校舎」の登場人物の過去や未来が描かれており楽しめました。短編を4編収録。4編全て好きです。あえて選べば充が塾の講師をする「道の先」、そこから繋がる「トーキョー語り」が印象に残りました。充が危うい教え子である千晶を救う為に奔走する姿。その後に懸命に生きる千晶。スクールカーストの生々しさ。焦燥感等の心理描写が秀逸。安定して楽しめる辻村深月さんの作品。読メをきっかけに読み始めましたがお気に入りです。読メに感謝です。2016/03/16

さてさて

438
「冷たい校舎の時は止まる」に登場した彼らの過去と未来の物語。自分の頭の中に残っていたそのままの印象で登場してくれた彼ら。 短い時間ながらも、冷たい校舎の中で、彼らと一緒に過ごしたあの時を思い出させてくれた作品でした。いつの時代にも悩みとは向き合わなければならない、でもどんな時でも助けてくれる友だちがいる、きっといる。そしてそんな中で力をもらって立ち上がり、未来へと共に歩いていける友だちがいる。彼らのあの時を知っているからこそ、この先の彼らの未来がとても楽しみになる、そんなことを感じた作品でした。2020/12/24

勇波

387
皆さんのお勧め通り『冷たい校舎…』からあんまり間を置かずに読んだのが良かったね。表題作を筆頭に泣かせる物語の中に『冷たい…』を読んだ人だけにわかる「あっ!」っと言う驚きが隠されてて最後まで面白かった。辻村先生が描く「男の子」は男性作家には書けないんじゃないかと思う程繊細です。あと“大人気ない百人一首対戦”を誰かを相手にぶちかましたい(笑)★2016/08/05

にいにい

380
皆さんのレビューでは、「冷たい校舎の時は止まる」を先に読まなきゃて言うことだよね。こっち先に読んでしまったけど、良かった!先が見えない人生への漠然とした不安・無力感を見事に描く辻村さんらしい短編5篇。「ロードムービー」、ワタルの応援演説でもう~(。´Д⊂)。!!!短篇の間でも同じ人物が出てきて楽しい。どうにもできない不安に手を差しのべてくれる人々。「大丈夫、いつか平気って思う日がくる」ほっとする救いと温もりある珠玉の一冊。「道の先」から「トーキョー語り」の千晶、「雪の降る道」のみーちゃん凄くいい~子。2015/08/28

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