講談社文庫<br> 狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎

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講談社文庫
狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎

  • 著者名:山本兼一【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 講談社(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062770507

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内容説明

命をやりとりする刀に魅せられた光三郎。駆け引きたっぷりの裏世界、町人たちの人情、心意気を直木賞作家が描く。幼いころから、刀がもつ摩訶不思議な美しさに憑かれてきた光三郎。将軍家の刀管理を司る御腰物奉行の長男に生まれながら、名刀・正宗を巡って父・勝義と大喧嘩をし、刀剣商に婿入りする。ある日、絶縁したはずの父が弱り果てて訪ねてくるが……。親子、夫婦、師弟の人情をじっくり描く時代小説。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baba

40
正宗、、康継、国広、助広など刀に関する短編集。時代物で良く登場する名刀のその様子の表現から見ていなくても目利きになれた気がする文章と、それにまつわる話しが面白い。特に最後の「だいきち虎徹」は人の気持ちは不安から安易に相手の言葉を信じてしまうが、実は自分自身が作り出していた。最後にホットする顛末で心が軽くなった。山本氏の新しい物語が読めずに残念です。2016/08/08

真理そら

38
刀剣についての知識の薄い私にもこのシリーズは楽しく読める。「浪花みやげ助広」は大掛かりな詐欺師を胸のすくような倍返しでやっつける物語。こういうコンゲーム的な話は大好きだ。「うわき国広」は国広好きのコレクターと虎徹好きのコレクターの美しい友情物語のはずが…。このシリーズももっともっといっぱい読みたかったのに。2019/06/17

rakim

11
奉行の息子が刀剣商人に。山本さんの他作品に比べると、短編集らしく気軽に読み進めやすかったです。刀に執着したり魅入られたりする人々、名刀との駆け引きが面白い。刀に魅せられていたのは作者の山本さんも?(刀剣に纏わる作品、いくつかあります)それにしても悋気の強い奥方・・女性から見るとちょっと引いてしまうくらい。この味付けは山本さん作品としてはちょっと意外でした。2015/06/15

蕭白

9
面白かったです。『千両花嫁』のシリーズとはちょっと違った小気味よさを感じました。もう1冊、このシリーズがあるみたいなので、楽しませてもらいます。合掌。2014/03/08

みかん

8
故山本兼一氏が、刀剣にまつわる小説を書いていたことを知り、読んだ。決して刀剣乱舞の影響ではない(笑)。(堀川国広や長曽根虎徹が出てきて嬉しかったけど。)美術品としての刀剣については全く知識がなかったのでおもしろく読んだし、いろいろな用語が出てきてとても勉強になった。続編「黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎」も読んでみたいし、刀鍛冶の話である「いっしん虎徹」や「おれは清麿」は入手したので読むのが楽しみだ。2015/10/02

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