内容説明
神話×音楽×文学×肉じゃが!?東京都中野区にギリシャ神話の巨人がやってくる!?中野区では人々の悩みを取り除き、自由になれるという飲み薬『夢のヨダレ』が販売され、住民たちは、次第にその効果に魅せられて――。街に住む自称詩人のヤスシは、自作の詩を歌い、ネットで発表してはファンからお金を巻き上げて暮らしている。ある日、ふらりと入った中華料理店の女性店員に、ヤスシは一目ぼれしてしまう。しかし彼女は謎の失踪を遂げる。そんな中、「巨人が出た!」との目撃情報が街のあちこちで出始め……。舞台芸術集団 地下空港主宰の著者が放つ「新たな表現方法の試みと企み」あふれる長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あも
42
(進撃の)巨人ブームまっただ中に出版されたにも関わらず話題にもならず、未だ文庫化もされておらず、著者はその後新刊も発表していない……もうお分かりですね?面白くないです!!舞台は中野区。主人公は夢のヨダレという薬を飲み、意識だけが浮遊し他人に次々に乗り移る。困惑の内にクロノスやウラノスらの神々が現れ、中野区に巨人が顕現する。今更ギリシャ神話モチーフやるならそれ以外のセールスポイントが欲しい。何かが際だって悪いというより全ての要素がちょっとずつダメ。読むのが苦痛って程ではないけど文章そのものの魅力も薄い駄作。2016/12/19
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