内容説明
大学院生や心理臨床家をはじめ看護師や社会福祉士など、幅広い分野で好評のカウンセリング入門講座第五集。心理臨床の世界の第一人者が、長年積み重ねてきた経験を基に語った講演をリメイクして収録。家族療法の実践、演劇的構造として捉えた精神分析、臨床経験の事例を示しての論考など、様々な視点から論じられた本書は、現代の若者達の問題をはじめ、臨床家が扱う問題について具体的に考える為の助けとなる内容になっています。
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目次
第1講 現代の若者の人間関係―希薄さと凶暴さの裏に潜むもの(いま子どもたちが訴えていること 臨床の現場で―恐れと不安の表現 ほか)
第2講 劇的観点からの精神分析入門(フロイトの革命的視点 精神分析の治療論 ほか)
第3講 怒れる若者たち―眦を決して怒髪天を衝く(自由、平等幻想の崩壊 市民的自由 ほか)
第4講 心理臨床の多様な専門性をめぐって(プラスαがスピリチュアル 心理臨床家にかかわるセンス ほか)
第5講 思春期カウンセリングの三十五年(カウンセラー生活がもたらした変遷―原理原則にとらわれずに カウンセリング以外の支援を受け入れる ほか)