河出文庫<br> ドラフト1位 九人の光と影

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader

河出文庫
ドラフト1位 九人の光と影

  • 著者名:澤宮優【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 河出書房新社(2012/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309411057

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

栄光のドラフト一位。しかし誰もが成功を収めるわけではない。その“称号”はその後の人生に、損だったか得だったか…。ブレービーに入った島野修、台湾に渡って後復帰、悲願の一勝を挙げた野中徹博、ホーナーの打撃投手となった黒田真二、暴漢に襲われ選手生命を縮めた荒川堯、プロ拒否した小林秀一…九つの様々なドラマ。

目次

1 巨人のドラフト1位(「ブレービー」に入ったパイオニア―武相高校・島野修投手;未完の大砲からスカウト―慶應義塾大学・大森剛内野手)
2 甲子園を沸かせた花形スター(悲願の1勝―中京高校/阪急・野中徹博投手;ホーナーの打撃投手―崇徳高校/リッカー/ヤクルト・黒田真二投手;西の福留、東の澤井―銚子商業高校/千葉ロッテ・澤井良輔内野手)
3 神宮・早慶戦のプリンスたち(1番、走れる捕手―慶應義塾大学/西武・高木大成捕手;暴漢と「三角トレード」―早稲田大学/ヤクルト・荒川堯内野手)
4 プロ拒否、誇り高き人生設計(巨人の1位指名を拒否した唯一の男―愛知学院大学・小林秀一投手;幻のドラフト1位?のサラリーマン人生―慶應義塾大学・志村亮投手)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

36
ドラフト1位に限らずドラフトで指名される選手は素晴らしい素質をもった人ばかりですが、怪我や運で活躍できる人は限られています。その点では同様ですが、本書ではドラフト1位ならではの苦悩やプライドが感じ取れました。大森、荒川、小林が良かったです。2023/04/25

よこしま

32
今日は高校野球の神奈川大会の決勝でした。相手の向上高校も強いのに、東海大相模は投打で圧倒。背番号11の2年生投手が20奪三振とは!更に成長すれば来年ドラフト指名されるのでしょう。でもプロは甘くないっていうのが、この本です。巨人に1位で指名されながら、活躍できなかった島野さんが引退後に阪急でマスコット人形に入り、プロ野球に新たな魅力を作った半生。甲子園のヒーローだった中京の野中さんが32歳で初勝利するまでに1度は会社員になっていた苦労。輝く選手はホンの一握りですが、挫折してもその後に活かして欲しい思いです。2014/07/30

団塊シニア

32
栄光のドラフト1位9人の様々なドラマが描かれてるが2010年5月に亡くなった島野修の章が印象的です。マスコットが語られると必ずファンの間で語り継がれる名前、栄光と悲哀を経験したドラフト1位の苦悩が巧みに描かれておりプロ野球ファンならずとも惹きつけられる内容です。2013/04/27

ちくわん

21
2011年9月の本。日本プロ野球という企業に就職したならば、12球団という部署への配属は、社員(選手)に選択権はなく、機構に委ねられる。荒川堯が印象的。プロスポーツ根幹の問題。2021/06/20

ひらけん

20
プロ野球に入れば、ドラフト上位も下位も関係ないとよく聞くけど、1位と下位なら、ニュースでの扱いも違うし、メディアの目線も変わってくる。昔にドラフト1位に入りながら、ずっと2軍暮らしで、契約金泥棒と呼ばれて、悩んだ選手のドキュメンタリーを見て、やっぱり、1位の重圧は1位で選ばれた人しか分からない苦しみだったんやろなと思った事があるよ。中でも、澤井さんの話は印象的でした。春のセンバツで銚子商業とPL学園の試合は見ていたし、同学年の福留選手と比べてしまった事は多々あったな。甲子園での本塁打は今でも覚えてるよ。2021/12/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4086521
  • ご注意事項

最近チェックした商品