内容説明
上司をぶん殴って一流商社を辞めた、元OLの吉原陶子。いきなり目覚めた 「ある能力」 に相変わらず振り回されながらもバイク便会社・ユーザービスの風変わりな同僚たちとともに、手渡しで荷物を運ぶ 「ハンドキャリー便」 担当として騒がしい日々を送っていた。自転車メッセンジャー便担当の天然新人が加入したり、社長がスリ被害に遭ったり、過去に一件だけ起こった 「配送事故」 問題が再浮上してきたりと、事件が絶えない中……陶子自身にまさかの引き抜き話が降って湧き、大きな岐路に立たされることに―― !? 荷物を巡って東奔西走! 異色のワーキングコメディ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
70
バイク便の会社のハンドキャリー係になり、荷物の本当の行き先に瞬間移動しちゃうようになった陶子さん。今回は初っ端から南の果ての島まで飛ばされてます^^;帰りは現行交通機関でしかも自腹。。割に合わないなぁ~っと思ってたけど、もう旅行だと思えば良いんじゃない?行きの運賃はタダなんだからラッキー!なんてね?仕方なく始めた仕事だけど、いろいろ頑張って陶子さんも本当の仲間と居場所を得て良かったねぇ☆うん。2017/03/03
ぶんこ
66
新しく自転車便のスタッフとなった佐古田君がいい味出していた和みました。 怒涛のごとく過ぎ去っていく配達便の諸々でしたが、陶子さんが働き始めて僅か3ヶ月足らずなのですね。 中身が濃すぎて何年分にも感じられました。 パーテーションに遮られて、人との交流のない仕事環境が好きな人もいますし、雑然としてだらしないようでも和気藹々とした職場が好きな人もいるでしょう。 陶子さんは、他の職場に身を置く事で、バイク便の職場の良さに気付けた。 良かったです。2015/09/27
dr2006
58
特急便ガール、第二弾で「超」が付いた(笑)。第一弾を読んでから暫く経っていたが、疾走感あふれるストーリーは健在!主人公の陶子然り、登場人物のキャラが印象的なのですぐに背景を思い出せて、ストーリーに入りこめた。配送業は本当に奥が深い、尊敬する。荷物は「物」だけど、「物語」が宿るものなんだとも思った。お仕事小説としても真剣で共感できることも多く、それでいて、構成がダイナミックで味付けが爽やかな作品。今回もとても面白かったから第三弾出ないかなぁ~「超々特急便」をお願いしたい(笑)2016/03/17
とも
52
新人のジョーがいいキャラクターでさおりんと揃うと展開が速い。 ユーサービスの過去も掘り下げられてハラハラしつつも爽快な読後感。 個人的には彩さんの立場だったらあんな大人の対応できるだろうかと考え込んでしまいました。 このシリーズはスピード感あってのものだとしみじみ感じました。 ひと段落ついた印象ですがひょっこり続刊出てくれると嬉しいな・・・。2014/01/23
ぺぱごじら
37
前作に続き、困った能力『強制どこでもドア』に翻弄される、バイク便会社のハンドキャリー担当、陶子。前職の商社で2年かけても培うことが出来なかったものが『送り手の想いを届ける』2ヶ月で積み上がったようです。これは単なるバイク便苦労譚ではなく、『仕事の意義』を感じ取る物語。眼前の仕事は常に『個人戦』、しかし大小問わず会社は『団体戦』。互いの仕事・能力に関心と敬意と信頼を持ちながら、自らもまた応えていくことが仕事の醍醐味。お話は部分的に色々喰い足りない作品だけど、お話の本質は共感できたので好きな作品です(笑)。2012/05/06




