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内容説明
江戸時代初期――日本を代表する文化である歌舞伎の祖をつくりだした娘がいた。彼女はその生まれゆえ、「天下一」を目指すべく踊りつづける。その踊りは周りを魅了し、次第に徳川時代の一大勢力である「傾き(かぶき)」と結びつき天下を揺るがしていく――!! 豪華絢爛 大河活劇、ついに開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokekko
4
おもしろい! 久しぶりに話面白い・絵迫力ある・続きが気になると手放しで思えるマンガに出会えた。しかも今とても興味がある能、歌舞伎にかかわる話。嬉しいなあ! 日本の伝統芸能が培われてきた様子の勉強にもなるので二重においしい。主人公の娘は、ちょっとバレエ漫画『昴』の主人公に似ているな。2012/01/09
アイン
4
歌舞伎の始祖と言われる出雲の阿国のマンガです。出雲大社の巫女さんであり、その運営資金の為に各地で踊るわけですが、このマンガの主役は菊ちゃんで、その母が国。これは諸説あって、一般に国がその阿国だとされてると思うんですけど、このマンガはおそらく菊が2代目阿国として歌舞伎を作り上げるまでを描くようです。天下一に固執して、優しく美しく可愛げのあった母が狂っていく姿と、天下を揺るがすかぶき者たちを対比させながらの描写がとても良いです。ちょっと少女マンガなところもありますけどもw2011/11/30
あきさち
4
久々に大当りwすごくおもしろかった。お国とか、社会の教科書で1行ぐらいしか書いてないので、名前を知ってる程度ですが、作者さんが少ない資料でよくここまで描けたな!って本当にすごい。当時の芸人は身分が低くく扱いもひどかったのは知識として知ってたけど、秀吉が行った事がそのまま芸人達の生活を一喜一憂させてしまう有り様を観てると、戦国大名からだけの視点でなく、普通の人の視点で見るのが新鮮ですごい良かったです!本屋で偶然買っただけだが、久々に大当りの漫画でした。絵も初単行本の作家さんとは思えないです!ああ…文字数オー2011/10/18
夏野
4
桃山時代、阿国歌舞伎の始めの物語。聚楽第造営・朝鮮出兵などで庶民の暮らしはなお苦しく、世直しの歌舞伎ものが跋扈する秀吉の治世。踊りながら旅をする芸人達。母のお国の、優しい顔に隠された踊りへの執念は、天真爛漫な菊に受け継がれていくのでしょうか。そして、菊は九右衛門さまと再会できるのでしょうか。独特の風俗が珍しく美しく、続きが楽しみな漫画。2011/09/02
なみキミ
3
おもしろかった!! 母の執念がちょっと怖いくらいだったけど。戦国時代の流れと民衆レベルのバランスが楽しめた。史実では阿国の夫は「名古屋山三郎」のはずだけど、ラストでそれっぽいこと言ってたけど。どうなんだろう。イケメンだったらしい。大鳥は前田慶次かと思ったけど違ったか。馬も大きかったし。松風じゃないんだな。某アクションゲームの阿国を想像したらいかんよな(苦笑)2011/10/10
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