内容説明
天皇崩御、与党の大敗、消費税導入、冷戦終結、東西ドイツ統一、天安門事件……世界的な激動の年であった1989年=平成元年の変調は、年を経て、形となって影響をおよぼすようになった。当時の記録をいまの視点からあらためて問い直す。『検証・平成維新』改題
目次
第1章 昭和天皇と戦争、そして国民の責任
第2章 平成元年の政治、その変容の姿を見る
第3章 スキャンダルとゴシップの情報氾濫時代
第4章 変わりゆく人生観と価値観
第5章 国際社会の波は日本にどう及ぶのか
第6章 平成の天皇と新しい皇室像、そして国民
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
2
1989年の検証と言うより、その年の出来事に絡めた著者の辛辣な愚痴というところか。そう思って読めば面白いかも。社会党大躍進は政権交代を果たした民主党と重なる部分多し。2011/10/24
AnmitsuK (うろ覚えムーミン)
1
昭和が終わり平成に変わった1989年にスポットを当て、その前後に起きた社会的・政治的な事象に対し、保阪氏が所感を忌憚なく語った一冊。特に昭和天皇の戦争責任について書かれた章には、思想信条問わず多くの人がギクリとさせられるのではないか。2015/06/11
Naoki
1
なるほど、色々あった時でした。2012/09/03
さくたろう
1
小渕恵三の「平成」映像は実家の茶の間で祖父と見ていたのを思い出すなぁ2012/08/13
gentleyellow
1
1989年当時のルポ、の文庫化。正直僕にとっては小学校時代のこととかなんで、当時の状況とか気分みたいなものが判るのは単に面白い。特に昭和天皇崩御とか、土井たか子が流行ったタイミングがあったのかとか、そういう時代の気分みたいなものは、こういうの読まないと分からないことだし。この手の本にありがちな、後半になるほど切れ味を失っていく罠から逃れられてないのはご愛嬌か。別に正鵠を得ていたり学術的示唆に富んでしたりはいない、という前提で、それなりに名著。2012/07/03
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