内容説明
家康が応じた密約を胸に、天下を半日で決着させた猛将・福島正則。蛍大名と侮られつつ、強かな籠城戦で西軍主力を翻弄し逆転劇に道を拓いた京極高次――。仕掛けあう豊臣恩顧の大名たち、糸を引く家康の水も漏らさぬ諜報網。戦国覇道のキャスティングボートを握った武将たちが、日本を最大震度で揺さぶった三つの謀略秘話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
49
面白かったです。京極高次、柴田勝家、福島正則の戦国覇道を軸に、歴史の謀略秘話が語られていました。家康の同意した密約により、天下の動きがここに決したのだと思いました。豊臣方の大名たち、糸を引く家康。この絡み合いが絶妙ですね。2021/12/22
ともくん
31
京極高次、柴田勝家、福島正則。 三武将が見た、天下分け目。 天下分け目後、堕ちてゆく彼等。 堕ちてゆく中、三武将の目から見た天下人とは、どのような奸賊だったのか。2024/08/14
つーこ
31
怪しげな題名ほどの内容はないものの、この人の文章はどうしてこんなに読みやすいのだろう。描く人物毎に心の機微までも深く掘り下げつつ、余計なエピソードなどを入れ込まない素直な文章だからでしょうか?私は西軍派なので福島正則とか加藤清正とか東軍についた武将には若干のイジワル目線で見ていたんですが、ここまで正則に寄り添えたのは初めて。関ヶ原の大戦ではカッコよくさえ見えました。それと、柴勝さんの名茶器『柴田』今もあるんですか!?是非見てみたい!2016/02/07
就寝30分前
21
京極高次、柴田勝家、福島正則、有名な戦国武将の3つのエピソード。ノンフィクションか小説か、読んでて分からなくなった。そのため大した感想も浮かばない。一つ挙げれば、柴田の話に出て来た前田利家が日和見でお調子者に描かれていたことが地元として面白くなかった。2016/08/27
Makoto Yamamoto
18
表題を含む3話からなる短編集。塞王の盾でも出てきた京極高次の話。 蛍〇〇と言われているほどダメな人物と書かれているが、これは昭和後期以降の小説での表現。 実際はどうだったのか? 関ヶ原での戦功大であったのは間違いない。 2話は根津美術館にある高麗茶碗の歴史。面白く読ませてもらった。3話は福嶋正則の話。 チョッと面白かったが、なんで大御所が登場するのか??? 秀次が将軍になってからだと思うが。。。2024/08/25
-
- 電子書籍
- 針鼠とコントラスト 1 MFC ジーン…
-
- 電子書籍
- 今を生きることば 菜根譚の心を書く
-
- 電子書籍
- 考える猫遊び ①-4 猫詩 ねこうた
-
- 電子書籍
- LDK the Beauty 2022…
-
- 電子書籍
- 最悪なことリスト 単行本