内容説明
幕末の長州藩を縦横に走り回った高杉晋作は、時代を大きく旋回させて惜し気もなく舞台から去って行った。享年二十九――。一方で晋作は、厖大な手紙や日記、詩歌草稿を残している。手紙の相手は父母をはじめ、吉田松陰、久坂玄瑞、桂小五郎(木戸孝允)、山県狂介(有朋)ら、多岐にわたる。その行間からは幕末を生きた人間の生の息吹が伝わってくる。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
6
漢文の素養の乏しい坂本龍馬と違い、高杉晋作の手紙は格調高い。しかししょっちゅう『あ』と『わ』を間違えるのは御愛嬌。全編侍らしい美意識を感じる。巻末のあとがきも面白かった。2011/09/20
紫暗
2
タイトル通り、高杉晋作の手紙が紹介されている一冊です。一通や二通ではなく、かなりの数が紹介されており、宛先も様々なので高杉晋作の内面をうかがい知ることができる貴重な資料だと思います。ただ、手紙自体がほぼ漢文で書かれており、返り点は打ってあるものの、書き下しはされていないので読みづらいという人は多いはず。漢文になじみのない方はご注意を。2014/12/18
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