徳間文庫<br> 早坂家の三姉妹 brother sun

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徳間文庫
早坂家の三姉妹 brother sun

  • 著者名:小路幸也【著】
  • 価格 ¥691(本体¥629)
  • 徳間書店(2014/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198934170

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内容説明

三年前、再婚した父が家を出た。残されたのは長女あんず、次女かりん、三女なつめの三姉妹。ひどい話に聞こえるが、実際はそうじゃない。スープの冷めない距離に住んでいるし、義母とは年が近いから、まるで仲良し四姉妹のようだったりする。でも、気を遣わずに子育てができるように、長姉が提案して、別居することにした。そんな早坂家を二十年ぶりに訪ねてきた伯父がかき乱す……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

87
面白い作り話だった。エピローグは蛇足というかやり過ぎだろう。ない方が良い。2014/01/15

はつばあば

67
「札幌アンダーソング」の志村家の姉妹弟とこの早坂家の3姉妹。どちらも羨ましいような仲の良さ。これでこそ小路さんの作品よと一気読み・・でもやっぱりオチはある。男と女、兄弟だからこそ20年もの歳月をかけなければ絡み合った糸は解けないのか・・。もし爺様に何かあったら・・いやいや覚悟せねばならない年齢なんだけど・・そんな時私にも頼るオトコハンいてはるやろか(#^^#)。大丈夫!しっかりし過ぎた娘達がおりますヮ2017/12/06

ちはや@灯れ松明の火

65
ひとつ屋根の下、同じ陽光を浴びて育ってきても、それぞれ異なる花が咲く。三姉妹、父と義母と異母弟、適度な距離を保つのは近すぎると見えなくなるものがあるから。父と伯父、近かったのに離れてしまった兄弟の絆。家族の枠を取り払えば生身の人間同士、傷つけあうこともあるから。二人を支えてきた、追いかけてきた、間に立ってきた。それぞれの位置から臨む景色は違っても、お互いの幸せを望む心は姉妹共通。風を受けて、雨に濡れて、光に包まれて、三者三様に開いた花はやがて甘酸っぱい果実へ変わる。新しい命が芽吹く、未来へと繋がっていく。2012/08/19

財布にジャック

56
ドロドロとした内容を、ここまでさらっとほわっとさせたところが凄いなぁと思いました。ただ、想定した範囲内のありがちなストーリー展開で、目新しいとか意外な部分は全く無く、印象には残らないかもしれません。でも、読み心地は悪くは無かったです。三姉妹をはじめ登場人物がいい人ばかりで、家族の風景を描くのが上手な小路さんらしい作品です。2013/08/22

ゆみねこ

46
どことなく東京バンドワゴンを彷彿とさせる、家族の物語。20年間音信不通の伯父が突然現れて、家族の中に波紋が広がる。かなりどろどろの愛憎劇なのに、重くならないのは三姉妹の性格の良さと、支える恋人たちの力かも?エピローグがとても良かった。2013/09/14

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