幻冬舎新書<br> 地球の中心で何が起こっているのか 地殻変動のダイナミズムと謎

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幻冬舎新書
地球の中心で何が起こっているのか 地殻変動のダイナミズムと謎

  • 著者名:巽好幸【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982277

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内容説明

東日本大震災で、日本列島は一瞬にして5メートルも東へ移動した。なぜ大地は動き、火山は噴火するのか。そのエネルギーの根源は地球の中心部にある。地下6400キロにある「核」は、6000度もの高温だが、地表の気温は平均15度しかない。地球は、このすさまじい温度差を解消しようとして、表層部と核の間の「マントル」内でたえず物質をグルグル回し、マグマを作って、熱を地表に運んでいる。その結果、大陸を支えるプレートが動き、その継ぎ目(沈み込み帯)で地震が起きるのだ。世界が認める地質学の第一人者が解き明かす、地球科学の最前線。

目次

第1章 地球内部の構造とプレートテクトニクス
第2章 46億年前に誕生した原始地球
第3章 火山列島と沈み込み帯の密接な関係
第4章 火山列島はどうしてできるか?
第5章 海で生まれる大陸
第6章 地球は自らリサイクルしている
第7章 地球における炭素と水の大循環

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

33
地球の中心は謎に包まれてるんだなってことが分かった。それと日本沈没が理論的にありえなく、映画の考証でとりあえずの理屈を作ったとか。とにかく日本沈没しなくてよかった。2011/08/30

ちゃんぐ

6
原始地球から現在の陸地ができるまでを門外漢にも分かりやすく軽やかに説く。太陽系のチリが集まったり衝突したりして熱くてドロドロのチョコレートのような原始地球に惑星がぶつかって地軸が傾いて散らばった破片が月になって回転が安定して重い元素が沈んで内核になって手のひらにスカイツリーが40個の圧力で液体の鉄が固体化して表面が冷えて地殻ができてそこから漏れ出た軽いマグマがプレートになってプカプカ浮いて雨が大陸を侵食してCaやMgが海に流れ込んで大気中のCO2が海に溶け込んで炭酸化合物となり温室効果がなくなって氷河期。2022/02/15

pocco@灯れ松明の火

5
マグマ学の巽先生のお話が分り易かったので借りた。2015/10/31

文章で飯を食う

4
地球の中心が、こんなダイナミックなことになっていたとは!もっと、すっきりしているかと思っていたが、まるで煮えたぎり沸騰しているかのようだ。それにしても、科学の進歩の早さよ。2013/08/12

chang_ume

3
NHK「ジオ・ジャパン」の副読本として。「大陸の成長史」が読みどころでしょう。安山岩質の大陸地殻がいかに生成するか。玄武岩質の海洋地殻が沈み込み帯でのさまざまな(本当にさまざまな)作用によって安山岩マグマに変成する動き、すなわち「安山岩成因論」の面白さです。「大陸」は「海」で生まれたのだ。このダイナミクスからマグマ研究の醍醐味を感じるところです。独特の著者話芸も読みやすく魅力的。2018/02/21

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