中公新書<br> ガウディ伝 「時代の意志」を読む

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中公新書
ガウディ伝 「時代の意志」を読む

  • 著者名:田澤耕【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121021229

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内容説明

アントニ・ガウディが活躍した十九世紀のバルセロナとはどんな都市だったのか。奴隷貿易が生んだ「黒い金」を元手にガウディのパトロンとなった新興富裕層、チャンスをもたらした建築ラッシュ、経済力が生んだナショナリズムと独自文化の再評価…これらのどれ一つが欠けてもガウディの建築群は誕生しなかった。知られざる作品も紹介しながら、その異能がどのように誕生し、発揮されていったかを、同時代史の中に位置づける。

目次

第1章 アントニ・ガウディの少年時代
第2章 ガウディが出会ったバルセロナ
第3章 ガウディのパトロン
第4章 モダニズムの奔流のなかのガウディ
第5章 「爆弾都市」バルセロナのガウディ
第6章 ガウディの円熟期
第7章 不安な世紀末
第8章 ガウディとことば
第9章 ガウディの死。そして時代は「新世紀主義」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

10
「私は私と私の環境である」(哲学者オルテガ)。本書構成は、ガウディ<ガウディの環境、すなわちその時代に比重を置く。なので、ガウディ伝というより、100年前のカタルーニャ(バルセロナ)史が相応しい内容。随所に「少し横道に逸れる」の文言が…全然少しじゃない!特に第七章、ガウディど こいった(笑)?2021/04/27

たー

10
ガウディについてではなく、ガウディの生きた時代のバルセロナ(カタルーニャ)について書かれた本だった。それはそれで面白かったけど。2011/12/14

ヒロセ

4
日本人がよく知っているガウディの建築ですが、意外にその時代、とりわけカタルーニャの歴史については知られていないかもしれません。(私もほとんど知りませんでした;) 数年前にバルセロナに行ったときに見たガウディの建物たちも、また違った目で見ることができそうです。(つまりは、バルセロナにまた行きたくなったということです!)ガウディひとりについての伝記というよりも、ガウディの周辺人物たちの物語といった性格が強い一冊ですが、ガウディ好き、もしくはこの時代のバルセロナに関心があるっていう人にはおすすめです。2011/11/08

quibbler1106

3
来年、バルセロナに行こうと思っている。サグラダファミリアをただ見るだけではつまらない、ガウディのことをいろいろ知った方がより興味を持って見られるだろうと思い、本書を読んだ。ガウディだけでなく、彼を取り巻く人物やカタルーニャ地方のことがいろいろ描かれており、面白く読めた。しかし、グエイ公園のようなゴテゴテした感じはあまり好きになれないが、実際に見たら感動するんだろうか。2017/11/16

メルセ・ひすい

3
カタルーニャ人と奴隷 アフリカから地獄のような思いをして奴隷船で連れてこられた奴隷達を、目的地でももう一つの地獄が待っていた… ★カタルーニャ人は、黒人女の奴隷を持っていた。 彼女は昼間は獣のように働き、夜は主人と寝た。 カタルーニャ人は金が貯まると、さっさと故郷に帰り、黒人女のことも、息子のこともきれいさっぱり忘れてしまった。…プッチ・トゥレンス・マルティー・サンファリウ…現在でも、このようなカタルーニャ姓を名乗るキューバ人は少なくない…2011/10/16

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