噛めば脳が若返る

著者名：小野塚實

PHP研究所（2014/01発売）

• ISBN：9784569798103
• NDC分類：498.39

内容説明

よく噛むことが脳のはたらきにそのまま直結することが、初めて科学的に明らかとなってきた。噛めば脳のなかで最も高次な中枢である前頭前野や、記憶の中枢とも呼ばれる海馬が活性化し、記憶力も増す。とりわけ高齢者では、こうした脳の変化は顕著で、認知症の予防につながることがわかってきた。よく噛むことが認知症の予防に有効と、注目を集めている。また、認知症の症状がすでに出ている人であっても、よく噛めるようにすることで、その症状が劇的に改善する事実が多く医療の現場で報告されている。さらに、よく噛むことは脳の満腹中枢や摂食中枢に作用することで、肥満の改善、生活習慣病の改善と予防につながることがわかってきた。また、メジャーリーガーが試合中によくガムを噛んでいるように、噛むことはストレスを抑える力をもち、やる気のアップにもつながる。

目次

１章　噛む力が脳のはたらきを向上させる＜ｂｒ／＞２章　噛む力でこんなに違う脳になる＜ｂｒ／＞３章　噛む力で生活習慣病がメキメキ改善する＜ｂｒ／＞４章　噛む力で認知症はここまで予防できる＜ｂｒ／＞５章　噛む力で心を守る＜ｂｒ／＞６章　脳が元気になる噛み方ポイント一〇箇条