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内容説明
私たちはなぜ、いつも「大変!大変!」と言っているのか? もしかしたら、大変なのは、経済や社会や時代ではなく、そういうふうにしか考えられない私たちの頭のほうかもしれない――。科学への無邪気な信仰、個性尊重という錯覚、独創的な名前の子の増殖、まだまだ世界は発展するという思い込み……私たちの奇妙な固定観念を考え直す。(講談社現代新書)
目次
第1章 歴史は繰り返し美しく歪められる
第2章 科学とはただの妄想かもしれない
第3章 19世紀的ハイテンション気分の果て
第4章 個性の尊重で世界はどんどん歪んでいく
第5章 子供の名前を自由に付けてはいけない
第6章 無縁社会はみんなの努力の結果である
第7章 政府も東電も「他者」ではない
第8章 だから、いつだってふつうの時代
終章 ほんとに大変なときのために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
215
確かにいつの時代も当時を生きる人にとっては大変だ大変だと言いながら生きているんだろうなと思う。そういう分析は確かにと思う。2020/08/30
やすらぎ
152
今は大変な時代である。いつになったら楽になれるの。昔も大変、今も大変、いつだって大変な時代だったようである。 堀井氏の講談社現代新書メルマガがもとになった本書。そのため、話題は多岐にわたっている。社会を冷静な目で見つつ、少しネガティブです。…バブルはいつから始まったかの分析は面白く、はじめてのおつかい番組企画の現実は社会に流されている。…名前や地名の付け方、天気予報から3Dブーム、速読まで。話が飛びます!…さて、今は大変な時代です。今を生きている限り過去より今が大変です。未来を描き今を悩む。今は大変です。2020/08/29
Takayuki Oohashi
25
図書館で何気なく手に取ってみた本ですが、週刊文春の「ホリイのずんずん調査」の人だと分かって親近感がわきました。速読術の肝は、どこを飛ばし、どこを読むか、ということらしいです。だから小説のような細部を鑑賞するような本ではできないと書いてありました。もちろん、この本のテーマは皆が「大変だ!」と主張していることに異を唱えている所にあるのですが、僕自身はそういう「大変派」の人間なので、テーマには目が行かず、細部のことに捉われました。堀井さんはライターが職業というのもあって、大袈裟に言っているような気もしました。2016/07/23
かおりんご
23
エッセイ。何がいいたいのかあまり分からなかったけれど、「大変な時代っていうな」ってことなんですかね。今をみて、今を大事に生きろ・・・と。2014/01/16
ノリピー大尉
21
便利になることは、発展することとは違う。かつて家族全体で使っていたテレビや電話が、経済の拡大にともなって個人ユースになったことで便利になった。便利さと引き換えに、家族が分断されるようになった。その延長が無縁社会である。無縁社会は政策の結果ではなく、経済の成長を目指した国民の努力の結果であることが現実なのである。2014/06/21




