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内容説明
東日本大震災の後、電力不足でモノが作れない、復興のためのおカネが必要、等々の問題が生じています。震災による電力コストの上昇は、日本製造業の海外移転への流れを加速させています。日本経済再活性化のためには、新しい産業で雇用を確保することが急務です。
著者は生産工程の思い切った海外展開や対外資産の取り崩しでおカネを作るなどの大胆な手法を提案します。ただ、日本経済は、古い産業を温存するための円安政策がとられていたがゆえに震災前から停滞し、「失われた20年」に陥っていた、という側面もあります。
原因は、緊縮財政と金融緩和という経済政策や自己防衛に懸命な企業経営者にあった、と著者は考えます。震災をきっかけに、古い制度や慣習を捨て、新しい日本経済を作ることはできるのでしょうか。日本経済に対して厳しい目を向けながら、脱工業化の発想で日本経済の復活も予感させる、ダイナミックな日本経済論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
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どの方向に進むべきかは、「得意かどうか」だけで決められるものではない。「そうすることによって豊かになるか、あるいは貧しくなるか」という視点が重要。2013/06/07
アイビー16
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製造業に代わる産業が生まれないと、本当に日本は沈んだままなのか。2012/11/09
虎男
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サービス業への転換。製造業の限界。2011/09/01
w
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製造業に進んだ日本。製造業を抜けだしたアメリカ。2012/03/28
fujix
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タイトルに惹かれ読みました。新聞等マスメディアの報道とは異なる視点からの分析は公正で説得力があると感じました。2011/09/19