ちくま新書<br> 現代語訳 福翁自伝

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紙書籍版価格 ¥924
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ちくま新書
現代語訳 福翁自伝

  • ISBN:9784480066206

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内容説明

『学問のすすめ』『文明論之概略』などを著し、慶應義塾の創設にも力を尽くした近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉。激動の時代を痛快に、さわやかに生きた著者の破天荒なエピソードが収められた本書は、近代日本が生み出した最良の読み物のひとつであり、現代日本人が生きる上で最高のヒントを与えてくれるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

82
慶應義塾大学の卒業生ではないけれど、また慶応義塾大学を受験のため門を潛ったことさえない私だが、福澤諭吉先生は尊敬している人の一人である。福翁自伝の原文は文語調なので現代人には読みにくいが、斎藤孝先生の口語訳(超訳)は心に響く。明治維新の頃、日本国の発展のため、欧米列強に負けない国家形成のためには、国民の教育は必要条件であり、世の中で役に立つを実学を推進し、近代日本の発展に寄与した第一人者の自伝であるので重みがある。さすがもう20余年間、壱万円札の図柄として、日本の顔になってきた人物の著作であろう。2011/07/10

壮の字

48
『学問のすすめ』につづき『福翁自伝』も斎藤孝の現代語訳。これは「面白い」を通りすぎて笑える本。ユキチの人柄がわかる。自分以外に恃むところがない主体性の塊。よく言えば「芯がある」、悪く言えば「手前勝手」。適塾時代のハチャメチャな思い出話がつづくが、各々のエピソードまでも本人が理屈をつけて論説するところも笑える。「攘夷論、王政復古などを背景にして」書かれている省略された後半部分をぜひ読みたいが、まぁ読まないかな。また斎藤さんが現代語訳してくれたら読まんでもない。2015/11/18

きみたけ

31
福沢諭吉の自伝。齋藤孝先生による現代語訳。少年時代、長崎修業時代、緒方洪庵塾時代、三度の洋行、維新時代について描かれています。福沢諭吉と言えば、慶應義塾の創設者でとてもまじめなイメージでしたが、物心ついた時から大の酒好きだとか、勝手に友人の位牌を作る(現代ならいじめでは?)、友人に鯛と嘘ついて河豚を食わせるなど、相当のイタズラ好きだったようで180度イメージが変わりました😅 咸臨丸でアメリカへ渡航し、新しい文明に触れた際の驚きの連続だったことがひしひしと伝わり、とても面白かったです。2021/02/10

nowhereman

26
みんな大好き福澤諭吉の自伝。原文では読了できそうになかったので、とりあえず齋藤孝さんのお力を借りて読了。正直、慶應義塾を創設された以外の功績は殆ど知らなかった。ものすごく堅苦しい人物をイメージしていたが、好奇心旺盛でユーモアがあり、破天荒で芯が強い人物だった。特に、幼少期から青年期の数々の悪戯のエピソードには、声を出して笑ってしまった。後半の省略された部分が気になったので、原文にチャレンジしたい。2015/12/07

22
☆☆☆『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』とは日本人なら誰でも聞いたことがあるはずだ。著者は紙幣の顔になるくらいだからさぞかしお堅い人だろうと思っていたら、実は大酒飲みでイタズラ好きな一面もあって意外だった。貧しい士族の生まれだが、故郷で漢学、長崎で蘭学、江戸で英学に励み、鎖国時代にヨーロッパを巡遊し、見たもの聞いたことを本に著し世に広めた。また、不義理はしないなど生涯己の流儀を守り、手本になるような人生を送った人だと思った。彼が創設し、数理学と独立心を教えた慶應義塾に通ってみたかったな。2016/12/02

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