NPOで働く 「社会の課題」を解決する仕事

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NPOで働く 「社会の課題」を解決する仕事

  • 著者名:工藤啓【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492223123

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内容説明

若きNPO経営者の挑戦から、新たなNPOの役割と新しいビジネスのあり方が見えてくる。NPOとはどんな組織なのか、NPOで働くとはどういうことなのか、どこから収益を得ているのか、給与水準はどんなものなのか……。著者が理事長を務める、NPO法人育て上げネットは、ひきこもり、ニート、フリーターなど無業の若者の就労を支援している。若者の社会参加、経済的自立に貢献するサービスを提供し、“社員”61名で、年間売上高2億円強を上げている。NPOというと「ボランティア」というイメージでとらえる人も多いかもしれないが、実は、「企業」「会社」に近い経営をしている組織だ。

目次

第1章 僕がNPOを立ち上げた理由(大学をやめてアメリカへ;勉強するより起業しろ ほか)
第2章 若者支援の現場をつくる(立川市に事務所を構える;連帯保証人は三名でお願いします ほか)
第3章 育て上げネットで働くひとたち(月給5万円の事務局長―石山義典(学習塾経営者からNPOへ)
ドラえもんみたいだね―山本賢司(NPOからNPOへ) ほか)
第4章 育て上げネットを支えてくれる企業のひとびと(事務局社員に気を配れ―総合教育サービス企業、ウィザス;寄付者への感謝が足りない―NPO法人チャリティ・プラットフォーム ほか)
第5章 NPOを通じて社会に貢献する(NPOにはそれぞれ目的がある;よりよく貢献するために ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽかちゅう49

14
NPO、4万以上あるんですね(驚)あくまで一例として。見落としがちな部分なので、大切な事だと思います。資金繰りをはじめ、大変だろうなぁと感じる反面、「そりゃ都合よくない?やってきた事台無しになっちゃうかもよ?」と思う部分も。『NPO=ボランティアのみ』のイメージを変えたいとの事ですが、著者の奥さん(従業員)が妊娠したら自分も育休をとったり、自分は立案して目処がたったら自分は次の事に…とかは道理が…(^^;色々取り組んでるだけに…勿体なく感じたかな~。NPOとの関わり方のいくつかの方法は勉強になりました♪2017/07/29

ホシ

12
今後の身の振り方を考えていて、その一つとしてNPOに興味があり、お勉強。「NPOとは?」「NPO立ち上げの実情」「NPOで働くということ」「NPOとの関わり方」など、実に多くの事を学ぶ。常々書いているが「行動する事の大切さ」を改めて強く思う。工藤氏や、氏に関わる人々の”生きざま”の物語としても、本書はとても面白い。高い志を持って若者の就労支援に勉励しておられる工藤氏に深く敬服した。読メユーザーならフルボン・プロジェクトを利用しない手はない!”プロボノでNPOに関わる”という方法も新たな収穫!2017/10/05

まなあん

7
この大不況においてボランティアというものが新しい起業の対象になるのではないかという不謹慎な考えをもった私であるが、この本はその考えをほぼ肯定してくれた。NPOは儲けてはいけないボランティア団体であるみたいな感覚が日本にはある。しかしきちんと組織を運営し、目的をアピールし支援を受けることで組織で働くスタッフに賃金を渡せるし、資金も増え事業も拡大できる。起業においては人脈は必要不可欠と実感。2013/03/27

精看探求士

5
NPO(非営利組織)ってボランティアなんでしょ、生活大丈夫?そんなイメージを抱く人も多いと思う。私も同様であり、本書を読んで誤解だと解った。ただし、仕事の受注元が国や自治体である場合、振込が半年とか1年とか後にズレるとか。資金繰りに苦労することは想像にかたい。それでも、留学時に台湾人学生と会話して受けた衝撃から社会のために何が出来るのかを考え抜いた著書。サポートしてくれる仲間との出会いや事業そのものの成果。どれも心に刺さる。引きこもりやニートへの支援、その難しさと充実感が満載。2015/06/12

Shohei I

4
NPO法人育て上げネットの代表が自分自身や自団体の活動を取り上げながらNPOで働くということについて説明した一冊。 手探りでボランティアをしていた時の話や組織作りの話等、NPOに興味を持っている人や立ち上げたばかりの人には勉強になることが多いと思います。個人的には寄付をお願いすることに気がひけるという著者へのアドバイスが印象的でした。実際に寄付をいただけるかどうかではなく、自分たちが解決を目指す社会問題を知ってもらうきっかけでもあり、「ここに支援が足りません」とPRする機会でもある、というのは納得です。2019/08/10

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