内容説明
歴史の経過は決して単純ではなく、必ずそれぞれ当事者の事情と言い分がある。中国などが“歴史認識”を強調し日本人がしらけたり反発する図式がなおつづいている。歴史はどうなっていたのか。日本が小さな戦争のくり返しを媒介として歩んできた道を客観的にふり返ってみたい。(本書より)
目次
序 日本が立てた戦争と平和の世界記録
第1章 帝国日本のデビュー
第2章 “利益線”朝鮮半島をめぐって
第3章 “大正の天佑”第一次大戦
第4章 シベリア出兵
第5章 断続する対中国干渉
第6章 満州事変と上海事変
第7章 華北に伸ばす触手
第8章 満ソ国境の悲劇