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内容説明
史実・講談とりまぜて、戦国時代の合戦に華を添えた名立たる計略を網羅した歴史ファン待望の一冊!山本勘助「啄木鳥の計」、真田幸村「埋火の計」、酒井忠次「空城の計」――戦国の知将が繰り出した策謀の数々。真偽はともかく、後世に伝わる軍記物や講談本を彩る奇計・奇略を一挙に集め、ご存じ三国志やヨーロッパの事例とも対比させながらまとめた、文字どおり「計略大全」。奇襲や伏兵、火攻め・水攻め・兵糧攻めといったおなじみの戦法に加え、味方をも欺く手口、飛び道具や動物を使った作戦にいたるまで、その数は100を超す。
目次
第1章 戦闘の構想―勝つための戦略・戦術
第2章 攻城―城攻めのあの手この手
第3章 守城―窮地に対応する作戦
第4章 陣立て―工夫を凝らした構え
第5章 野戦―戦場に仕掛けられた罠
第6章 兵器―飛び道具から船まで
第7章 動物―人間以外の戦士たち
第8章 欺瞞策―敵も味方も欺く手口
第9章 情報戦―だまし・だまされの伝達・宣伝手法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつJapan
5
出てくる計略がほとんど作者によって自己否定(史実にない、など)されており、熱意が感じられない。2018/05/16
邑尾端子
2
戦国時代の計略を(主に奇策・奇計と呼ばれるものを中心に)集めて紹介した一冊。その計略が行われることになった背後関係や当時の基礎的な戦事情など、前提となる情報や典拠がことごとく「ここでは省略するが」「あえて説明しないが」の一言をもって省略されまくっているのが不親切ではある。が、まぁ相変わらずの鈴木眞哉節だなぁという感想。けっこう、他の著作と同じことばかり言ってるので、鈴木氏の本を何冊か読んだ人にとっては既視感があるのではないか。2013/06/28
タリぃ
1
戦国時代の合戦ファンなら、一読してみても良いのでは?内容はビギナーでも理解できるレベルだし、ビギナーなら知らないことも多数書いてある。逆にコアなファンなら、ちょっと満足できないかもしれない。バリエーションは豊富だけども、一つ一つの掘り下げがやや甘い。2016/03/30
いちはじめ
1
鈴木眞哉は、わりと典拠や参考文献をきちんと挙げる人なのが気に入ってたのだが、その点、本書は失望。まぁ、ここに採り上げられた話のほとんどが眉唾ものだからというのもあるのだろうが2011/06/23
家本明佳
0
タイトル通りの内容で、書きぶりが面白いのですいすい読める。主たる内容は「奇計・奇策」と呼ばれるものについての記述で、いわゆる「基本のき」にあたる部分については説明が省略されている。ちょっとした創作のネタに読む分には面白い。