内容説明
セリーナにとってラスベガスは天国だった。何もかもが突飛で新鮮、豪華なホテルのバーでは、すばらしい男性にも出会った。相手のジョナスは、普段なら惹かれそうもない生真面目なタイプ。あと十二時間もすればサンディエゴに帰らないといけないけれど、彼と一緒にいる時間を終わりにしたくない。私にはわかる……ジョナスも今夜で終わりにしたいと思っていない。いいえ、そんなのまともじゃない。セリーナはあわてて彼から離れた。するとジョナスがとんでもないことを口にした。「君はラスベガスに残ればいい……永遠に」でも、まさか数時間後に結婚式まで挙げてしまうなんて。そしてこの結婚がすべてのトラブルの始まりだった……。■ミニシリーズ〈トラブル・イン・ベガス〉の三作目をお届けします。今回はちょっと気まぐれで派手好きなセリーナが主人公。市長選挙に巻きこまれた、正反対のカップルの恋の結末をお楽しみください。