内容説明
ある日、貧乏寺子屋の師匠・伸吉の前に、雨でもないのに赤い唐傘を差し、肩に小カラスを乗せた、無愛想な美少女「小風」が現れた。なんと幽霊だと言う。小風はぶつくさ文句を言いながら、なぜか伸吉を襲う悪霊を不思議な妖術で追い払う。何やら死んだばかりの伸吉の祖母と因縁があるようなのだが……。スキあらば伸吉を食べようとする妖怪・猫骸骨、どこか間抜けな織田信長の幽霊も登場し、妖怪・幽霊なんでもござれの脱力系活劇シリーズ第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
91
大阪オフ会で読友さんにお借りした本。ひ弱でさえない寺子屋の師匠、伸吉とツンデレ幽霊小風と愉快な仲間たちが繰り広げる、痛快ラブコメ(?)時代小説。ばかばかしさが楽しい♪ゆぅしでさん、ありがとうございました!!2015/03/28
はらぺこ
60
高橋由太作品は、なんやかんや言いながらも 『オサキシリーズ』と『雷獣びりびりシリーズ』を読み続けてるので続編は読むと思う。でも、まだ1冊目やからと思うけど何か弱い気がするので絶対に読みたいって程ではない。2012/10/03
Penguin
34
続編の2作目から読んでしまい、こちらに戻ってきた。続編のわからないことが、解明されるかと思ったが、余り変わらず…。設定は好みだし簡単に読み進められるんだけど、ちょっと物足りなく感じた(ーー;)2012/01/05
のほほん@灯れ松明の火
20
物語は まだ始まったばっかり!という感じで、これからが楽しみなお話でした。伸吉のお人好しなヘタレ具合がちょうど良くって、こんな伸吉のお祖母さんなんだから、きっとそんなに極悪非道なお祖母ちゃんでもないんだろうなぁーって勝手に期待したりしています。まだまだ いっぱい謎もありますし、脇を固める幽霊、お化けたちも なんだか憎めないキャラですし、次作も読んでみたいです。2011/06/16
はる
19
慎吉ヘタレ過ぎ!夜すら怖いなんて子供かよ!って思ってたら幽霊は大丈夫なんだ~。ちょっと不思議。しかも、幽霊相手に夜中に寺子屋って…そこは先代の力を受け継いでるからなのか、それともただのかまってちゃんなのか。ひたすらドタバタって感じだけど、要するに幽霊にしても慎吉にしても借金問題が中心ですね。今後この借金問題はどうなることやら。2017/10/08
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