集英社単行本<br> トーキョー・ストレンジャー

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集英社単行本
トーキョー・ストレンジャー

  • 著者名:姜尚中【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087805987

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内容説明

『悩む力』『在日』など数々のベストセラーを生み、テレビでも活躍する気鋭の政治学者である著者。東京に出てきて40年、やっと「トーキョー」に心を許し、ストレンジャーとなって「トーキョー」を楽しむことができるようになったという。「都市とは自分の正体を目覚めさせてくれる場所である」という確信のもとに東京各所を探訪。明治神宮や浅草など歴史の息づく街から、六本木や銀座など現代の欲望がダイレクトに渦巻く街まで、その土地を通して人生、文化、日本、未来etcを熱く語った、すべての現代人への応援メッセージ。若者には著者の書籍のエントリー本として、愛読者には新鮮で軽快なエッセイとして愛される1冊。

目次

序章 都市で出会う他者と自分
第1章 非日常空間を探して
第2章 モダン・ポストモダン・その先へ
第3章 グローバル化するトーキョー
対談 小泉今日子×姜尚中―トーキョー?交差する記憶と未来
第4章 文化装置は健在か
第5章 砂粒化する個人
第6章 都市は人を自由にするか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
東京ではなく、トーキョーなのだ。 トーキョーは人を自由にせず、 欲望の奴隷にする魔界(12頁)。 余裕とは自分をも引いて見られる 精神的な幅(54頁)。 祭りと革命は紙一重(59頁)。 平和的なのは前者で、 暴力的なのは後者だろうけど。 写真と文章の絶妙なバランスがある構成。 自由が拡大するほど横の連帯を失い、 不確実性は増す(73-74頁)。 正解にたどりつけなくても、意味や目的を 考える思考回路を学ぶことは重要(119頁)。 2014/04/27

雨巫女。@新潮部

14
《私‐図書館》東京を、姜さんが、散策すると知的で、また違ってみえた。変貌が激しい場所もあり、また古きよきものもある都市ですね。小泉今日子さんの対談も面白かった。2012/05/01

スプリント

9
低音ボイスが魅力の姜尚中氏が東京各地をめぐりながら現代日本が抱える問題や将来の展望について語ります。途中に小泉今日子との対談が挟まっておりちょっと意外な二人の接点を知ることができます。2016/03/19

ありんこ

9
姜尚中さんの静かな語りが聞こえてきそうな。キョンキョンとの対談で、幼いころの記憶の場所がある人は簡単には揺るがないと書いてありました。子供たちの育児、素敵な記憶としてとどめてあげたい。頑張ります!2011/09/08

けんとまん1007

7
姜さんの声がする。聴こえてくるようだ。日曜美術館のようでもある。絵を場所に変えてみたら、こうなったという感じがする。東京ではなくて、トーキョーとしてあるところにも、意味があると思う。いい意味でも、悪い意味でも、日本の中における位置づけはおおきなものがある。ただ、それでいいのか?ということも、たくさん触れられている。こうやって、地元のあちこちを訪れるのも、刺激があっていいなと思う。2012/07/22

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