内容説明
「通報なんて簡単なこと」、「通報したってムダ」、「通報が冤罪を生むかも」と、いろいろな意見があります。
しかし、警察官をしていた著者は、ときとして通報に目覚めた。
もし通報がなかったら犯人は捕まらなかった。もし通報があればこんな事件にならなかった。そんなケースに遭遇するたびに思っていたことを、なんと一冊の本にしてしまったのが本書だ。
通報は、すごく大切。ためらっている場合じゃないときも数多くある、と。
まじめに書いているのに、なぜかくすっと笑ってしまう、ユーモアたっぷりで読みやすい。下手な刑事ドラマよりも面白い。
「通報したら警察はもっと忙しくなる」と思っている人に、著者は言う。
「いいえ、通報は、あなたのため、被害者のためなのですから」と。
あなたも、時と場合によっては 「警察ザタにしてください!」
目次
第1章 犯人逮捕のきっかけは、すべて「住民からの通報」だった!
第2章 通報・犯罪に関して、よくある思い込み
第3章 110番の基礎知識と通報について
第4章 通報するときの注意点
第5章 通報による逮捕事例
第6章 タイプ別通報マニュアル
第7章 みなさんの協力により、逮捕にいたった事例
第8章 私の志
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅうと
17
110をかけやすくなる本です。2022/07/27
綾瀬ちかこ
3
可愛い表紙で中身は本気! 近くて遠い存在の警察のことを元お巡りさんがわかりやすく解説。身近にありそうな犯罪や迷惑行為を防ぐ手立て(下着は家の中で外から見られない場所に干すと、下着泥棒の被害を防げるなど)も記載されていてふむふむと勉強になります。 通報で防げる犯罪があるなら防ぎたいっ!2013/09/07
銀雪
3
防犯に興味を持っていた時期に見つけたので読んだ。通報がこんなに重要だったなんて。治安をよくする方法や、110番、警察署、交番、駐在所に分けた通報マニュアルも役立ちそう。「駐在所だより」、いいなぁ。この著者みたいな警察官ばかりだったらいいのに。2012/08/30
さよならハードモード
2
先日通報しようか迷って結局通報しなかった事があったので勉強になりました。通報すればよかった!!2011/10/26
閑野水鳥
1
どこかで見たことのあるタイトル、謎の萌え絵など、一目見ただけでは冗談のように見える本だが、実際は元警察官による大真面目な「通報マニュアル」。滅多にそんな機会の訪れない、しかし、確実にする機会は存在する「警察への通報」、その方法を知ることの出来る数少ない本だと思う。空き巣・ひき逃げから酔っぱらい・自転車泥棒まで、あらゆる犯罪についての通報の知識を得ることが出来る。特に第6章には事件別の通報先やどのようなことを聞かれるのかがまとめられており、プリントアウトして、是非、家に置いておきたいと思う2014/02/23