ロールプレイングワールド

著者名：熊谷雅人

ＰＨＰ研究所（2011/09発売）

• ISBN：9784569676708
• NDC分類：913.6

内容説明

修学旅行中、西島勇司は異世界に飛ばされてしまった。
飛ばされた先で勇司が手に入れたのは、不思議な本とタクト、そして「俊足の狩人」という異能の力。
異世界で出会った少女・ミリーの協力もあり、ようやく新しい生活に順応し始めた勇司の前に、ある日、クラスメイトだった綾部恭介が現れる。
異世界を旅し続けてきた恭介は、再会を喜ぶ勇司に「この世界は俺たちのために創られた世界だ」と告げるのだった―…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐島楓]

異世界に飛ばされてしまった高校生たちの物語、にしては、皆、順応能力が高すぎる。もう少しこの世界に来たときの話を丁寧に描写していただきたかった・・・と思ったら、続編があるようですね。そちらで明かされる謎もあるのでしょう。

2014/11/01

[タカユキ]

割とよくある（旧い）タイプの異世界ファンタジーですね。異世界に飛ばされて1年間で、クラスメイトの性格がファンタジーに順応している人と平和ボケしたままの人で分かれているのが、各キャラが1年間どんな生活を送ってきたか分かって良いと思う。けど、設定の説明加えて、そういう意識の刷り合わせや主人公の精神的成長とかも書こうとしているので、詰め込みすぎな印象。まぁ今まで2巻が出ていないスマッシュ文庫で、続刊前提なお話なので、なるべく詰め込もうと頑張った結果だと解釈しておきます。物語としてはこれからが本番だと思うので、ち

2011/06/05

[niz001]

主人公の甘ちゃんぶりにイライラしつつ読む。ラスト近くで吹っ切れたかと思ったらやっぱり甘ちゃんだったのでなんだかもう…

2014/07/07

[99luftballons]

[Marginal] ありがちで何処かで見た感たっぷりの作品。真新しさがない。ここから主人公が大きく成長するのだろうか？今巻だけでは優柔不断さばかりが目立ち、主人公たるものの片鱗があまり伺えなかった。その分どうにも感情移入しきれず、不完全燃焼。続編でそれなりに将来性を見せてくれなければ、それまで。

2011/07/21

[Nyarlat]

設定はありきたりかな？と思いつつも手に取ってみた本書。以外にも面白かった。 まず、能力や世界に関しては目新しい物はない。しかしそれが逆に取っつきやすく読みやすい。その分、キャラクターに主眼が置かれており、魅力的なキャラクター、勢力の分布等が面白い作品。 巻を重ねるごとに面白くなりそうな予感がします。

2014/08/14