内容説明
父が遺した謎の手帳を見るなり姿を消した憧れの先生。高校生の悠奈はたまらず後を追うが、やっと再会したのは別人のように鋭い眼の冷たい男。さらに「お迎えに上がりました」と現れた男達に連れ去られ……。次々と悠奈に降りかかる事件は、やがてある村の失われた神事と父の死の真相へと――。すべての鍵は私が握る!? 嘘か本当か、敵か味方か。疾走感120%のノンストップ青春ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
192
亡くなった父親の過去を知りたい主人公がどんどん事件に巻き込まれていく。誰が味方なのかもなかなか判らない展開がイイ。2014/11/21
そのぼん
97
亡くなった父親の秘密を追う少女の物語…。非常勤の先生も関わってきたりして、ストーリーは目まぐるしく動きました。ちょっと早すぎて作品の世界に入り込みにくかったけど、なんとか最後まで読み切りました。2012/06/27
しろいるか
94
自分が幼い頃に旅先のロッジの火事で亡くなった父の死の真相を知るため、父の最期の地を訪れた高校生の悠奈。そこで悠奈を巡って色々な思惑が交錯し合い、二転三転もう誰を信じていいやら判らなくなる。優しく手を差し伸べてくれる人はいいひとなのか。見るからに胡散臭い人が本当はいいひとなのか…あらゆる方向から魔の手が忍び寄りハラハラする。肝心な悠奈のキャラがいまひとつ薄いのと、必要以上に登場人物を増やしてわざと話をややこしくさせている感もあったけど、さくっと読める作品ではある。2012/08/24
七色一味
94
読破。臨時教諭の津田。彼が突然学校を去った。その彼に会うために、そして父親の死の真相を知るために悠奈は出発する──。なんというか、これでもかこれでもかの怒涛の展開に、悠奈もそうですが読んでいるこちらも心休まる間がない、ジェットコースターミステリ──ライトサスペンスです。何となく結末は読めているんですが、途中、悠奈に近寄ってくる人物皆が敵に思えるというハラハラドキドキ感はたまりません。2012/04/13
takaC
86
表紙デザインややこしいけどタイトルは『キミは知らない大崎梢』ではなくて『キミは知らない』only。読み易いことは読みやすいけれど強烈にややこしい。狙ってなのかどうか真相の推理の手掛かり無いしさ。ちょいハズレ。【318ページ/126'40"】2011/08/27