- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
バラマキは本当に悪い政策か? 子ども手当よりも問題なのは、年金、つまり「老人手当」ではないのか? なぜ財政政策と金融緩和を併用すべきなのか? 消費税を60%にしないと現在の社会保障制度は維持できない!――経済成長のため、政府と政治家に何ができるかを示し、民間のインセンティブが高まる構造を明らかにする。
目次
第1章 経済政策を考える
第2章 金融というやっかいなもの
第3章 なぜ政治はうまくできないのか
第4章 政府は何をしているのか
第5章 歴史から学ぶ
第6章 土地の経済学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
45
同じレーベルの前著『日本はなぜ貧しい人が多いのか』と同じ語り口で、経済学の知識を背景に社会や政治、歴史を論じている。著者は金融緩和論者で、当時の民主党政権の経済政策に批判的だが、事業仕分けには協力していて、自民党の利権構造に批判的なので、党派的な立場はない。乗数効果のある公共事業よりもバラマキと批判される直接給付を推すところも金融緩和と相通じる。行き過ぎた金融緩和が批判されている現在、究極の直接給付であるベーシックインカムも含めて何が政策的に正しいのか、結論を出すのは本当に難しい。2024/01/07
さきん
12
金融緩和が大事という意見は賛成である。老人への経済負担が増していることが財政難の大きな要因になっていることも合点がいく。バラマキは理論上は不況時には、やらないよりはましだが、考えて後々役立つようにやらないと効率が悪い。農業や林業は複雑な地形から経営の効率化に限界があると思う。ひとつの経営体で、農業と林業と商業を組み合わせてやるなど他の先進国にはない工夫が必要だと思う。2016/02/15
中島直人
2
うまくいかな理由を政治と金融政策に求める。非常に分かりやすい論旨で納得感高い。アベノミクスにより金融政策は実現したが、政治の方はどうか。バラマキ政策をより効率性の高いものとする等、独創性も高く刺激的。面白かった。2013/04/28
sakataka
0
引用ー構造問題という意味のない言葉が流行るのは、構造であれば仕方がないという諦念と、また逆に、大きな変化をもたらさなければならないという熱情を呼び起こすからだろう。諦念は、責任の所在をはっきりさせなくてすむという意味で、既存のエリートには都合が良い。熱情は、現在はまだ権力を持っていないエリートに都合の良い心理的状況である。しかし、これはきわめて危険な心理的状況である。2011/09/23
teddy11015544
0
経済だけでなく政治についても歴史的なところも踏まえて日本の問題点を解説してくれている。いろいろな解釈が可能な現実のあり方を切り取るひとつの方式を提示している。勉強になりましたが、現実はカオスですね。2011/09/10
-
- 電子書籍
- おんぼろ花ハイム (2) バンブーコミ…
-
- 電子書籍
- この本は僕の経験値を生んだ【タテヨミ】…
-
- 電子書籍
- TEN【タテヨミ】第17話 picco…
-
- 電子書籍
- ワーホリ英会話 まず英語圏に飛び込め!…
-
- 電子書籍
- 週刊パーゴルフ 2018/7/10号