内容説明
我々の世界に似て非なる別の日本はソ連軍による侵略を受けたが、桃園宮内親王那子の活躍により帝都を開放した。それから一年。独ソ伊の同盟は崩れつつあり、フランスを占領し、一方的に休戦を主張していたヒトラーも、イギリス侵攻計画に着手した。激変の兆しを見せる欧州状勢を鑑みた那子はヨーロッパに迫る戦火を鎮火すべく、婿探しと称して日本陸海軍と訪欧の意思を固める――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
YS-56
3
続きがあるとは思いませんでした。那子様が征く途を照らす光は、全て星の光で出来ているんですかね?2011/06/19
菊地
2
敵はソビエトからドイツ。スターリンからヒトラーに。「婿選び」という暢気な響きとは裏腹に、国の命運を握る外交カードと、「政略結婚」としか言いようがないその結婚に対して誇り高く受け止めている殿下の姿勢が輝いていた。新シリーズ開幕のプロローグとしてドイツとの対立と決裂までしか描かれているため本格的な戦争はこれから。しかし小桜さんは今回も撃墜されてしまってもう「ついてない波木小桜」とでも名乗ればいいのではないでしょうかね。2011/07/31
Meistersinger
2
婿取りで話を続けられるのか・・・。文体が荒巻 義雄みたいになってきた2011/05/25
長門たつた
2
何故かレーベル変わっての新章。三カ月連続刊行とのことで、続きが楽しみである。2011/05/25
ask
0
Kindleにて再読2016/05/15
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