内容説明
「あなたとは結婚しないわ」プルーデンスは婚約者のトニーに、いきなり言った。もう限界だった。新婚の妹夫婦が招いてくれたホームパーティなのに、彼は終わりかけたころに現れて、忙しいからとすぐに帰ろうとする。婚約して四年、仕事にかこつけて結婚さえこの調子で待たされてきた。そんな彼女の悩みを聞き、自分の下で働かないかと勧めてくれたのが、妹の夫の友人で、パーティに来ていたベネディクトだった。でも、彼はオランダから来た医師。そばで働くには、プルーデンスが彼の自宅に住み込まなければならない。婚約者との関係に思い切って決着をつけられたものの、彼女はイギリスから見知らぬ外国へ行くことへの不安を覚えていた。■懐かしくも優しいロマンスの世界を、今もなお読者に伝えてくれるベティ・ニールズ。今回は、長い旅のはてにたどりついた中世の城、ウォリック城でのヒーローの告白が感動を呼びます。ご期待ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
2
このヒーローは、なんか素直じゃなくて嫌だわ。いつもの便宜結婚だけど。結婚してから、わざと女友達と出掛けてみたり、謝ってないし!?ヒロインに自分の親友と出掛けるようにいってみたり。誤解して勝手に嫉妬していたり。そら、薔薇もらっても捨てたくなるわ。最後の最後までヒロインと話し合おうとしないで、ぜーんぶ自分のやりたいよーにやって、ヒロイン悩ませまくり!さっさと告白しろ!!とプンプンしながら読んだ2012/12/27
ベガ
2
特に波乱もなくて、なんとなく読み終えた感じ。やっぱりベティ・ニールズと言えば、ドクター&ナースものなんだと実感。ヒロインが美人だと感情移入しにくいかな。2011/05/04
ひまわり
2
便宜結婚もの。ヒーローに小さな娘がいるので「湖の秘密」を思い出した。2011/04/24
akiyuki_1717
1
ベティさんお得意の便宜結婚何だけど、今回はヒーローが浮ついてて好きになれなかった。結婚後も女性の存在をちらつかせたり、自分の友人と出かけるよう持ち掛けたりと、独身男性でも付き合っていたならとがめられる行動が多い。その上、娘までいるんだから始末が悪い。ただストーリーとしてヒロインが大変な美人という点と、ヒーローと結婚を決めた時点では愛が無かったと考えると無理があるかな。婚約を解消した直後だったとしても、慌てて結婚する年齢でもないし、体に問題があるわけでも、家族が望んだわけでもないのに無理があるかな。2021/08/27
早川珠生
1
便宜結婚だけどやっぱりベティ・ニールズだ2012/06/22