内容説明
インテリアデザイナーのパイパーは、不動産開発会社を営むゼフィールと親しい関係にある。ただし、二人が分かち合うのはビジネスとベッドだけ。そこに愛はないが、独身主義者のゼフィールは十分満足らしい。だが、パイパーはひそかに割り切れない感情を抱きはじめていた。母親に捨てられたせいで愛を信じなくなった彼に、私の気持ちを受けとめてもらうことはできるのだろうか？いや、危険を冒して告白し、彼との友情まで失いたくはない。想いを気取られまいと心に鍵をかけたパイパーだったが、ある日、二人の平和な関係を根底から揺るがす出来事が……。■親友同士のギリシア人をヒーローに、二カ月連続でお届けする〈情熱を知った日〉の第二話。一話目の主人公ネオにピアノを勧め、結果的にキューピッドとなったゼフィールが主人公です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みータン
3
どう見てもお互いしか見えないふたり。ヒロインは早々とヒーローを愛してることに気づくけど、ヒーローは「割り切った関係」とか「友人」と考えるばかりで、ヒロインを「恋人」とすら考えません。そんなヒーローが「愛」に気づくまでの作品。愛だと認めないだけで、とことん尽くすヒーロー。特に危機的な状況もなく、安心して読める甘い作品が好きな人にはツボるかも。でも私は淡々と続く至れりつくせり展開がどうも苦手で…；； ★３2012/03/06
コロネ
3
こちらのヒーローも優しくてメロメロでした。私は好みのお話でしたが、ドラマティックさを期待すると拍子抜けするかもしれません。2011/05/04
oneoeight
2
あらすじ読むとヤなヤツみたいだけど、このヒーローそんなにおバカな事しない。わからずやでもない。イヤなライバルもいない（ヤなヤツは元ダンナだけ( -_-)＝○） 心根の優しいヒーローが自分の中にあった「愛」に気付くまでのお話でした。貼るパッチ度☆５、また読みたい度４０％2011/05/23
ちゃろ
1
⭐⭐⭐再読。「情熱を知った日」シリーズ第2話。1話目でも登場したゼフィールがヒーロー。ヒーローが愛を信じないと公言する、よくあるパターン。ヒロインも今の関係を壊したくないから気持ち我慢したりして、都合のいい女状態なわりには、ヒーローが他の女と付き合ってるんじゃないかとウジウジしたりしてあんまり好きなタイプじゃなかった。嫌な奴も出てこないし、盛り上がりに欠けるストーリーでした。残念。2014/08/26
くろうさぎ
1
この「情熱を知った日」には、妄想を抱えたライバル女がでてこないので、イライラ感は少ないけど、ちょっと淡々としちゃうよねぇ・・。この場合でやな奴といえば、ヒロイン前夫しかいないけど、、こちらのヒーローもヒロインに対してとって、誠実で思いやりたっぷりなのに、自分では気づいていないんだよねぇ・・・。 2013/05/04
