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内容説明
「中堅層は、危機的状況にある」。
なぜなら、数の多い上の世代に押しつぶされそうになりながら、少ない部下で、大きな成果を上げることを求められているからだ。
そうした立場を経験した著者が、苦闘の末に編み出した「仕事の仕組み」を余すところなく披露するのが本書である。
結果を出し、そして自分も部下も共に成長するための「仕事の進め方」「部下との接し方」「時間管理術」など40の手法を説く。
目次
第1章 35歳に近づくと、「自分が頑張る」だけでは回らなくなる(遅れてきた三十歳の転職;自分のケイパビリティ(能力)を磨いた留学時代 ほか)
第2章 「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!(自己中心主義からの脱却;利己から利他へ ほか)
第3章 仕組みを作るための10の「思考術」「習慣術」(仕事の成否は「初速」で決まる;チーム全員で仮説を磨き上げていく ほか)
第4章 仕組みを作るための「人の動かし方」「伝え方」19の部品(部下の自立心に火をつける、オーナーシップ移管術;自立した部下の安全を守るリスク・マネジメント術 ほか)
第5章 仕組みを作り、動かす「マインド」を生み出す11の行動原則(部下が本当の仲間になった瞬間;前に進もうとする人に、人はついてくる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
blackstone
25
タイトルに「脱・頑張り」とか「仕組みを作ればチームは自動で回り出す」とあるが、当然回り続けさせる為には定期メンテナンスが必要。自分の仮説は胸に秘めて会議を仕切る。24時間365日いつでもトラブル、トラブルの予兆、違和感があれば部下からの連絡を受け付ける。部下より高報酬だからトラブルの責任は請負う。常にメンバーの状況を把握し、フォローだけでなく、更なる改善の余地がないか考える。すごい頑張ってると思うけど。w まぁ、著者がMBA取得のコンサルタント経験者だから、これくらい当然なのかな?でも非常に参考になった。2024/01/30
あろは祭り
20
「名選手必ずしも名監督にあらず」いかにしてチームの力を最大限に引き出すか。懸命にもがき苦しみ悩み抜いた著者が編み出した工夫の数々。そのエッセンスが詰まってる。境遇は異なるが、悩みどころは同じなので、とても共感できる。学生さんにも読んでほしいね。がんばらな~い(≧▽≦) じゅんじゅわ~♪2015/08/22
中年サラリーマン
14
通常、ビジネス書は辛口な評価しかできないような内容の本が多く、段々とビジネス書を手に取ることが無くなってきた訳ですが、個人的にはこの著者は好感を持てる内容の作が多いです。ただ人によっては暑苦しく感じるかも。2014/02/08
mitsu44
11
Twitterで紹介されてて読んだ本。少し古めなので価値観が少し違うところもある文体だが、プレーヤーからマネージャーへと仕事が変わる中で何を心がけるべきかというところは大いに役立つことが多い本だった。2023/05/10
beautiful sky
7
本当に著書のキャリアは華々しいもの。でもその実は、懸命にもがいてきた結果でもあるという事が本の内容で分かります。そうしてふと、自分の若かりし頃を振り返ってみると、頭のネジが5本ほどぶっ飛んでいたなと思わざるを得ない。つまり、何も考えて居なかったなと結論せざるを得ず。その結果、どうでも良いキャリアしか詰めてないなと猛省。結果、凹みました。2014/12/07