内容説明
60億キロの旅を終え、小惑星イトカワのかけらを拾って無事地球に帰還した惑星探査はやぶさ。世界に日本の技術力の高さを示したはやぶさとは、どんな探査機だったのか。トラブルを克服して地球にもどってくるまでの感動の物語を読み物で再現。
目次
第1部 太陽系、小惑星とはやぶさ(最初に―近くて遠い旅;小惑星ってどんなところ?どこにあるの?;これがはやぶさだ!)
第2部 太陽系大航海(がんばれ、イオンエンジン;来た、見た、降りた!;通信途絶;ふるさとへの長い道のり;栄光の帰還)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
110
小学生修学前から小学生向け、宇宙探査の話。漢字にすべてふりがなあり。巻頭写真は多色刷り。本文写真は白黒。科学技術的内容を豊富に含んでおり、小学校の何年生くらいで理解が良好になるのだろう。写真の説明にもふりがながあると嬉しかった。2014/11/10
雨巫女。@新潮部
20
《私‐図書館》惑星イトカワが、まさか、ラッコ型とは、思いませんでした。2011/09/16
のの。
6
小学校高学年向けなので宇宙ってどんなところ?から入っていてとても読みやすいです。ふりがながついているので大人には敬遠されるかもですがはやぶさをきっかけに宇宙に興味持った方にはなぜこんな機能が必要なのか、なぜはやぶさはこういう形なのかまで書いているので入門書としてもとてもいいと思います。一見の価値あり。2011/07/26
radish
6
小学生向けのはやぶさ本。技術的に踏み込んだ所まで非常に解りやすい解説。入門書としては大人でも十分読み応えのある内容。子供向けなのにいきなり宇宙政策と予算の話が出るあたりさすが松浦さん。容赦無い。ロケットや宇宙機は夢と希望で飛ぶのでは無く、お金と人力で飛んでいるのが解る一冊。2011/05/01
ノラネコ生活
5
宇宙のこと全くわからない小中学生向けにはやぶさのやってのけた大冒険を紐解く。 冒頭、はやぶさがやったおつかいがどれだけ大変だったかを家にある紙とコンパスを使って宇宙の大きさを比較したり、はやぶさの形の理由が丁寧に書かれています。 はやぶさの本の中で一番優しく丁寧に大冒険の記録が書かれています。2011/05/14