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内容説明
星野監督よ、まずはこの本を読みなさい!
2009年の楽天は、知将・野村が持てる力の全てを駆使してパ・リーグ2位に浮上した。チーム初めてのAクラスだったが、野村監督の意に反してブラウンに監督交代した結果、2010年は元の木阿弥の最下位に沈んでしまった。
なぜ野村はできてブラウンはダメだったのか。答えはひとつ。野村にあった野球への確固たる信念、「野球哲学」がブラウンには欠けていたからだろう。
野村の「弱者を勝てる組織にするノウハウ」はプロ野球に限らずチーム、組織作りの真理であり、野村が球界を去って何年たとうとも決して古くなるものではない。
そんな「野村哲学」の集大成である『野村主義―勝利への執着力』を文庫化。新たに序章を加え、星野楽天の今後にも言及している。「星野監督よ、まずはこの本をお読みなさい。ここには弱小楽天を浮上させるカギがある」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
31
楽天を追われた直後の著作。既読のエピソードは多いが、やはり面白く読める。つくづく楽天の経営者である三木谷氏の人間性に疑問を感じる。そうそうの退場を熱望する。楽天の今後に関して、少し疑問に思う。チーム強化のプログラムが、順調に進んでいるのだろうか?石井監督は何故GMから監督に移って来たのだろうか?彼のマスコミに報道された言動を見ると指導者に相応しい人材とは思えない。ノムさんのスピリットを継いだ人による今後が期待される。この本での収穫はぼくら世代にとっての謎の大投手、池永の実像が垣間見られた事である。 2021/05/31
田中
13
野村さんが楽天の最終監督年に書かれた本です。優勝しても今季限りで退任と通告されていたので球団フロントや三木谷会長には痛烈な批評がありました。野村監督のこれまでの著書とかぶった記載もいくつかありますが、概して面白く読めました。野球の本質や人間の心理を具体的に啓蒙する野村さんの思想が色濃く反映されています。人間教育を第一に掲げ、勝ちたいという結果主義ではなくて「プロセス野球」と「継続」の重要性を説いています。阪神タイガースの球団関係者にも是非読んで欲しいと思いました。 2017/06/24
たーくん
7
再読→→→野村克也の“弱者を勝者にするノウハウ”は、プロ野球に限らず、チーム、組織づくりの真理であり、たとえ何年経とうとも決して色あせない。そんな野村哲学の集大成である『野村主義』を文庫化。2018/12/06
Yスキー
7
まえがきが書かれたのが2011/3/10。帯には、「星野よ、今こそ東北の星となれ!」。内容は、2009年シーズン開幕直後に書かれたもので、のむさんのぼやきが満載。人柄が存分に出てます。のむさんファンはぜひ読んでみてください。2011/04/16
Kentaro
6
内容的には前二作と同じですが、より深く、人間の感情に切り込んでいるのと、自分を否定して監督として大成していない数人に対するぼやきを連発している感じでした。シゴキを知らずに育ってきている若手には理不尽に見えるような怒鳴りまくる監督には付いていけないという風潮があるので、目線を合わせることは重要でしょう。ノムさんが言うように、キャッチャーになりたくない若者が増えているのが残念でなりません。一人だけ反対を向き、試合をコントロールする全体俯瞰力とリードにより試合を左右するポジションはキャッチャーしかありません。2018/10/08




