内容説明
一丁倫敦と呼ばれた洋風煉瓦街、原っぱに忽然と姿を現した丸の内の近代建築群、現在も高速道路の下に残る100年前の日本橋の景観。近代化へと突き進んだ帝都東京の中心部を、圧倒的な質と量の650点余の写真で復元!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
4
明治の東京(丸の内・神田・日本橋)の写真絵葉書によって当時の景観の復元を試みた素晴らしい写真集。各写真に著者の短いコメントがあり時代背景や周辺との関係、当時の世相などが浮かび上がる趣向だ。旧江戸城外堀の内側は麹町区といわれ、現在と同様に首都の中枢を形成していた。西欧風の絢爛たる建築が数多くあり圧倒的な迫力だ。神田区、日本橋区、京橋区といった隣接の都心エリアも日本を代表する建築と街並が続く。圧巻は当時ランドマークとして親しまれた神田駿河台のニコライ堂からのパノラマ写真。当時は本当に見晴らしが良かったのだ。2013/01/17
のぼりけんたろう
1
100年前後の昔とはいえ、もはや地形と区画以外は面影がほとんどない。東京は、維新、大震災、戦争などを契機に、かなり短いスパンでその都度「一新」といっていいほどの大きな変化に見舞われてきた。たとえばヨーロッパの古都とは違って、東京というのは巨大な「空の器」みたいなもんだと思った。2013/04/25
四季 彩
1
この時代には東京にも空があったんだ。川も堀もあったんだとしみじみ。2013/01/15
Teo
1
堪能した。戦前までは道もぬかるんだりしたではあろうが、その一方で人間の大きさに近いスカイラインの町並みが美しく見える。2011/09/25
doremi
1
今まではテキストベースでしか知らなかったものを映像として見られて良かったです。都心部の地形が判別できる時代があったのですね。明治・大正・昭和の写真で構成されますが、その変貌をリアルタイムで経験した人の心境はどんなものだったのか興味があります。 2011年 C0072 \3200. 20112011/07/02
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