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内容説明
その執事、現実。最近では、執事を題材としたドラマや漫画の影響や、執事喫茶などの登場により、「執事」という職業に関心を持つ方が増えてきましたが、本当に執事という仕事に就いている人は、そうそう身近にいません。遠い昔か、架空の世界の人達であるというイメージをお持ちではないかと思います。しかし、この日本には執事によるサーヴィスを事業としている会社が存在し、それを仕事とする執事達がいるのです。その市場規模は非常に小さいものではありますが、超富裕層のお客様を中心に、不景気の中、その需要は徐々に伸び始めているのです。IT企業のビジネスマンだった著者が執事の仕事によって培った普通のビジネスにも役にたつ「仕事術」や、所得3億円以上の超富裕層向けのビジネスの極意を伝授します。
目次
第1章 現代の執事のお仕事(なぜ、今、執事なのか? 執事の歴史と仕事 ほか)
第2章 ビジネスマンから執事へ(IT業界から執事業界へ 会社を継続させることとは、お客様を選ぶこと ほか)
第3章 ビジネスに活かす執事の仕事術とホスピタリティ(富裕層ビジネスが不況に強い理由 顧客だけでなく、取引先や従業員を大切にする社会資本主義という考え方 ほか)
第4章 執事が見た富裕層向けビジネスのポイントと本質(人口減少でも伸びる富裕層ビジネス 日本人は地球上の富裕層 ほか)
第5章 執事の仕事が教えてくれた本当に大切なこと(社会資本主義の時代が迫っている 「誰かの役に立つ」ということが原点 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこ
6
富裕層の中でもトップレベルの超富裕層を相手に執事サービスを提供する会社の創設者であり、自らも執事として働く著者が教える仕事術。術というより、心構えの方に重心が置かれている印象。執事について調べたくて取った本だが、思ったよりもビジネス的なものだった。今後は富裕層と貧困層の二極化がますます進むだろうという、一般庶民としては微妙な心持ちになる論もあるが、仕事に対する心構えとしては参考になる部分もあった。印象的だったのは、大金を手にする満足は短く、人(客)に認められる満足は一生続くという論2015/05/01
Танечка (たーにゃ)
2
執事ビジネス、富裕層向けビジネスの概要が分かる。仕事のモチベーションの保ち方など、一般的なビジネス論も。2022/05/08
sweetdog_a
2
帯には『すべてのビジネスに必要な、プロの「気配り力」』30億円以上の金融資産を持ち、可処分所得3億円以上の超富裕層をターゲットにした執事ビジネスの話。超富裕層がどんな価値観を持っているか。認められる仕事とは何か。この本をさらに落とし込むと、情報社会&ものが溢れている今、一般消費者がどんな基準で購買行動を起こすのかを理解するのに役立つ一冊。読めば読むほど新たな発見がある。2012/01/09
Tomomi
1
知らない世界の話で面白い。気配り・心配りってのはどこでも同じなんでしょうがちょっとやそっとじゃないんですね。2014/09/02
音恥(おんち)
1
薄情するとタイトルだけでどんなジャンルの本かも確かめずに買いました。すごいしっかりしたビジネス書でした。執事というとなんだか非日常の存在な気がするがやってることは私たちが普段仕事でやっている、相手の気持ちを考える、プロフェッショナルとして日々精進するなどが執事という仕事を通してかかれています。もちろん執事の仕事内容や世界の大富豪についても書かれてはいますが、この本の真髄は執事の仕事をとおして学ぶ仕事への姿勢ではないかなーと思いました。2014/04/10