内容説明
神田神保町で、強盗放火殺人事件が発生。しかし容疑者は連日の任意取調後に突然自殺し、翌日には真犯人を名乗る謎の女性弁護士が出頭してきた。混乱する特捜本部──その時、刑事総務課勤務の大友鉄はOLとの合コン中だった。元上司の福原から出動要請を受け、特捜本部へ急行するが、一切本音を見せない女と対峙して「何かがおかしい」と違和感を覚える。事件はよからぬ方向へと動き出していた……。バツイチ子持ちの異色刑事シリーズ、待望の第2弾!
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現実逃避してしまう本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Makoto Yamamoto
151
妻を交通事故で失い一人息子優斗を義理の母のサポートで育てながら、警察に勤務する主人公大友鉄。 本当にカッコ良いのだが、同僚の女性に言われるに『無意識過剰』で再婚とは縁がない。 今回は自殺してしまった容疑者がいる殺人放火事件で、私がやったと自首してきた女弁護士が登場。 スッと引き込まれ、一気読み。 次作も読みたくなるでき。「2019/08/28
かなっぺ
148
アナザーフェイスシリーズ2作目。刑事らしくない刑事大友が今回も色々な意味で大活躍。神田の放火殺人事件の容疑者が取り調べ中に自殺し新たな真犯人(容疑者と同級生で弁護士)が名乗り出た。そこから同期との素敵な信頼関係のある人情的なやりとりやホッコリする家族愛、主人公大友の本人が気づかないイケメンぶりや芝居経験による演技を使った様々な事件の捜査、対象者をつい自ら話させてしまう、自白させる能力など思わず大友とぜひお会いしたみたいなぁと思いながら読んだ。少し身を引くとこも素敵。最後の結末にあっけにとられ、読後感良し。2017/12/09
はにこ
105
殺人放火事件の犯人が自殺、しかしその後に女弁護士が自首。明らかに嘘をついている女弁護士の意図は?という話。女弁護士、優がピンチになり、それを柴、敦美と協力して追っていく様子にワクワクした。しかし、謎が解き明かされたら、ありゃ、そんな理由?っとなってしまった。しかも、真犯人がまた。。次はもうちょっとスッキリした結末を望む!2020/09/06
冴子
102
う〜ん、第1話の方が良かったかな。まさかの展開ではあったが、福原がどこまで解って大友を投入したのか、理解に苦しむ。この後の大友の立場はまずくないかなぁ。優が気の毒ではある。2017/05/23
ゲバオ
101
「本物の役者は本物の涙を流すものです。そして僕は本物の役者です。」アナザーフェイス2作目。今回は大好きな警察組織同士の対決シナリオ。この展開好きだわー。それにしても 主役のバツイチ子持ちのテツがナチュラルイケメンすぎて 笑ってしまうわ。女子にはたまらんキャラだなー。 無意識過剰なテツの身持ちが今後、どうなるのか楽しみです。 そして、福原指導官の黄門さまっぷりもいいですね。「たわけ者!上司の権威は部下が困っているのを解決することで身につくものだ」うちのにも聞かせてやりたいくらいです。2017/05/21