主婦の友新書<br> ブスがなくなる日

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主婦の友新書
ブスがなくなる日

  • 著者名:山本桂子
  • 価格 ¥859(本体¥781)
  • 主婦の友社(書籍)(2013/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784072773512

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内容説明

この20年で劇的にキレイになった日本女性たち、その裏には何がある? 容姿から見た日本の近現代史。明治・大正・昭和・平成、時代が求めてきた女性の顔とは? イケメンか、ブサメンか。見た目で判断される現代の男たちの問題とは? 老いを受け入れるか、拒否するか。アンチエイジングブームと経済格差の関係は? 美容整形は罪悪なのか? 容貌コンプレックスを抱えて生きる道とは? 等、あらゆる角度から「女性の美」を考察した、新・容貌の社会学。 豊富な資料からあぶりだした女性の容姿に対する感受性は男性にも興味深く女性向けのマーケティングなどにも有用な一冊。

目次

第1章・街からブスが消えた!
第2章・ブスと美人の歴史
第3章・ブスにはブスの生き方がある!
第4章・ブサメンに未来はあるか
第5章・女の美バトルは続く
第6章・見た目社会を生き抜く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

明智紫苑

9
再読。終盤で引用されている光浦靖子さんの発言は、いわゆるおネエ系タレントにも当てはまると思う。しかし、今のネット上ではおネエ系タレントの発言も炎上する恐れがあるよね。2019/07/29

ヴェネツィア

7
 合コンで、女は男ではなく女を意識して化粧する―から、女子会までは、ほんの一歩の距離。  ハンサム―イケメン―ブサメンの構造分析も説得力がある。2012/01/26

雑食奈津子

6
ブスとは猛毒トリカブトの根、附子が語源である。だから周囲が顔の整っていない女性に対し猛毒の言葉をかけ続ければ、必然的に彼女は猛毒の性格となるのである。ブス=性悪なのではない。ブス→猛毒を浴びる→性格が歪む→性悪になる。なんて単純な構造なのだろう。一刻もはやく男性たちは女性にブスなんて言わなくするべきだ。と思いきや、昨今は女性が男性を選ぶ時代になりつつある。すると男性たちは自分たちの顔の良し悪しについて頭を悩ますようになったらしい。仕事をしながらなんでこんなことまでと思いか?女はむかしから悩んでいたんだよ!2019/10/04

FuSa

6
ハンサムとイケメンのニュアンスの違いよ。これが時代か。2016/09/08

ybhkr

5
おもしろかった。単純な社会学史ではなくブスや美醜の歴史にも触れ、女性がどんなに男性から美醜で価値がつけられ、ブスが非人間、バカにしてもよい存在として扱われてきたかが書かれている。この不況と女性の社会進出により容姿の問題は男性にもおよびはじめている。犯罪者や自殺者のコンプレックスにも容姿の美醜が入るほど。女性は明治以降この辛酸をなめ続けてきた。男性は経済力で女性の容姿や家事能力を選んできたが、今の時代、男女は同じ条件で相手を選ぶことかできる。ブスをブスと呼べなくなった日こそが、ブスのなくなる日かもしれない。2015/03/26

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