内容説明
蕪村作として認定されている二八五〇句から一〇〇〇句を厳選して詠作年順に配列。一句一句に出典・訳文・季語・語釈・解説を丁寧に付した。俳句実作に役立つよう解説は特に詳載。巻末に全句索引を付す。
目次
元文二年(一七三七)丁巳二二歳
元文三年(一七三八)戊午二三歳
元文四年(一七三九)己未二四歳
元文五年(一七四〇)庚申二五歳
寛保二年(一七四二)壬戌二七歳
寛保三年(一七四三)発亥二八歳
延享元年(一七四四)甲子二九歳
元文二年(一七三七)~寛延三年(一七五〇)二二歳~三五歳
宝暦元年(一七五一)辛未三六歳
宝暦二年(一七五二)壬申三七歳〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ikedama99
7
寝床で読む本。千句あるとのことで、毎日少しずつ読んでいった。もともとは、吉田類さんの「酒場放浪記」で特集されたのがきっかけ。蕪村についていろいろと知りたいが、まずは俳句を・・と思って手に取った。知らない句の方がはるかに多いが、その句のついての説明などもしっかりしているので、読んでいては楽しかった。2千を超える句のほとんどが50歳以上の作品と解説にあったのにびっくりした。本棚の近いところに置こうと思う。2022/03/02
feodor
4
蕪村全句から1000句をチョイスし、解説や語釈をつけたもの。歴史的な背景をもった作品などもあり、おもしろいはおもしろいが、疲れるものでもあった。 和歌(短歌)より、さらに字数が少ないため、より背景知識などが必要とされる文藝だな……と思った。2012/06/26
shou
3
千句選。発句の背景や解説が丁寧。古典の取り方や自然の味わい方に遊びというか余裕があって、一茶とは違うスケール感なのが面白い。「春の海終日のたりのたりかな」「なの花や月は東に日は西に」「鶯の枝ふみはずすはつねかな」2015/02/08
圓(まどか)🐦@多忙のためほぼ休止中
2
昔から蕪村の句は情景が浮かびやすく好きだった。今回改めて句集を読んだらむしろ情景描写以上にどこでそんな知識と突っ込みたくなるぐらいの博識ぶりに驚嘆。2020/04/14
こ86
0
小説より読みやすいだろうと手を出したら解説が細かくて大変だった。でもなんとなくこんなかなと読んだ句の解説のおかげでイメージがはっきりできてよかった。 武士に関する句がかっこいいのがあるのも好き。2025/01/12
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