内容説明
「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」訳もわからぬまま礼拝堂の祭壇に連れていかれたベスは、紅顔の美少年が口にしたその言葉に、幼い心をえぐられた。少年の名はドルー――高貴な伯爵家の跡継ぎで、彼こそ、まだ10歳のベスにと定められた若き花婿だった。不器量な自分がこんな美少年の妻になるなんて耐えられない。ベスは泣いて嫌がるも、式は進み、二人は正式な夫婦となる。儀式を終えるや彼は立ち去り、音沙汰もなく歳月だけが流れた。夫が気まぐれに帰ってきたのは、10年後のことだった。
感想・レビュー
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ちゃろ
6
ヒーローは10年前「猿」だったヒロインが美しい大人の女性になっていたからって10年もほったらかしにしといて虫が良すぎるだろう。ヒロインにもっとコテンパンに打ちのめされて欲しかったな。2018/12/13
kina
1
途中なんとなく飽きてしまって読み止っていた為、読み終わるまで時間がかかってしまった。飽きた理由は、冒頭の猿呼ばわり→美人の奥方に変身の際、謝罪も何もはさまず当然のようにお互いラブラブになり、あっさりサスペンスに移行してしまったからだ。一応最後に一行触れられてはいるが、最後まで猿発言に対する旦那側からの弁解は無し。なんだかなーと。サスペンスの部分はそれだけ取り出せば結構面白かったです。奥方の頭が良く、痛快だった。2017/11/04
早川珠生
1
十歳で結婚して十年ほっておかれて 最初は嫌々戻ってきた夫と二人で陰謀を阻止せんと協力しあう 二人の仲より陰謀の方が気になった2011/05/07
いきあたりばったり
1
再会部分の二人の会話の応酬が楽しい。それ以降は特に目立った特色もなく、二人はラブラブなまま…最初だけ読めばいい話だったのかも。2011/04/25
ekdesu
0
★☆☆☆☆